不安は、努力するためのエネルギー

from 杉本

 
最近、ある事が心配で、
夜眠れない時がありました。

「私は心配症だったのか」
なんて、悩んだりして・・・

そこで、心配症を治す方法はないかと、
いろいろ調べてみました。

そんなとき、
ビートたけしさんについて、
書かれている文章が、
目に留まりました。

「一緒に夜中まで飲んで、
たけしさんの家に、
泊まりこむことがあった。

たけしさんは
シャワーで酔いをさまし、
机に向かって書きつけていた。

ネタ帖らしい。

飲み歩いては
そのたび机に向かうたけしさんを見て、
僕は自己嫌悪に陥った。

王さんがジャイアンツ時代、
畳が磨り減るほど
真夜中でもバットを振っていたという
有名な逸話がある。

これをたけしさんは、
天才は努力の結果と解釈しない。

『そうしていないと
落ち着かないからバットを振るんであって、
本人は努力だなんて思ってない』 

ビートたけしさんも、王さんも、
『超』のつく心配性なんだろう。

『受けないかもしれないという不安』を
ネタ帖を書き続けることで、
心を落ち着かせているのだろう。

その巨大な不安に
さいなまれている本人は、
徹夜してバットを振ることも、
ネタ帖を書いている事も
努力しているつもりは
サラサラないに違いない。

不安だから、
心を落ち着けるために、
バットを振り続けたり、
お笑いの台本を書いているのだろう。

バットを振り続ける事で、
『これだけやったのだから・・
できる限りのことはやった』という事で、
不安がなくなってきて
落ち着くことができるのだろう。

二人の話は、
マイナスの感情を
ホントに上手に
利用している例ではないだろうか?

不安や恐怖、危機感を誤魔化さないで、
冷静に真正面から受け止める。

それをモチベーションの為の
爆発的なエネルギーにして、
行動を起こしているのです。

ポイントは、
努力を努力と感じていないという事。

努力という苦労でさえも、
強い不安がある際は、
『不安を減らす』という
快感をもたらすものになる。

『快』の感情は、
その行動を強化していきます。

その『快』が
『不快感を減らすという快』
であってもです」

私は、この文章が、
とても参考になりました。

心配する気持ちを、
無理にプラスの考えに変えようとすると、
逆に、不安がふくらんでいく事になりかねません。

不安を、押さえ込もうとする努力は止めて、
不安な気持ちを、
「努力をするためのエネルギーが手に入ったのだ」と、
考えるようにしようと思いました。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

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10 thoughts on “不安は、努力するためのエネルギー

  1. ありがとうございました!!
    無理やり、不安や恐怖をポジに置き換えなくて、いいのですね。
    不安や恐怖を認めて、できることをやります。

  2. 自分の今の感情(不安である)をちゃんと認めてあげること、ほんと大事ですよね!
    その感情を生かすことがなかなか難しいですが・・・

  3. なるほど。
    私も、かなりの心配性です。
    なので、たまにそれが嫌で諦める事にもなります。
    本当は諦めたくないのに…

    でも、考え方を変える事で諦めず努力をする力に出来る事を学びました。
    ありがとうございます。

  4. 以前島田紳助さんの言葉で似たようなものを聞きました。
    曰く、7割の自信が勇気を与えてくれ、3割の不安が努力を与えてくれる、と。
    彼がしてきたことに対しては賛否両論あるとは思いますが、少なくともこの言葉については間違いないと感じました。座右の銘の一つです。

  5. 以前島田紳助さんの言葉で似たものを聞いたことがあります。
    曰く、7割の自信が勇気を与えてくれ、3割の不安が努力を与えてくれる、と。
    彼のしてきたことに対しては賛否両論あるとは思いますが、時代の最先端に居続けた人物の言葉としても間違いないとも感じました。
    現在の座右の銘の一つです。

  6. ズバリ言い当てているように思います。不安だからやらずにはいられない。不安でないのに打ち込むのが本当の努力と言えるのかもしれません。

  7. 日々進化しているなぎーたです!
    すごーく参考になりました。ありがとうございます。

  8. 努力中毒♪学習中毒!結果を出す中毒(笑)これらは、6年前の私には、想像さえもできなかったものです。でも、今は、心配性の中身は変わっていないけれど、そこからどう成功へのゴールへ行けばいいか分かるようになったことが、結果を変えているのだと思います。今、学んでいるヴァイオリンの指導者も、24際にして、この記事の内容を言っていました。そんな人間性の持ち主だから、指導者になってもらえるよう説得したのでしょう。ヴァイオリンを購入したお店の店長さんが「あの方に教えてもらうのですね!」と、不思議そうに驚いておられたのが印象的でした。たくさんの壁がありましたが、それを乗り越えました。でも、まだ壁は残っているはず!こう考えてしまうことが心配性の証なのでしょう。だから、猛練習するのです。不安が的中することは、絶対に避けたいからです。もうこれ以上できない!というところまでしていてもできないのであれば、目標設定が高すぎただけです。自分の実力を見極める能力を磨いた方がよいでしょう。今日の午後は、大切な時間となります!持てるパワーを全開に、悔いのない一瞬の積み重ねをしたいと思います。そして、寝るとき、最高の笑顔を手にいれるために!♪

  9. 記事を読ませていただいて、僕もニュアンスは違うけれども不安がエネルギーになっているときがあるなと感じました。僕は物事をよく後回しにしていて、後回しにした分、心配性もあって、別のことを考えているときに「あの時あれをやっていればなぁ」という思考がよく入り込んできてしまい、同時に2つ以上のことを考えようとして、作業がうまく進まず不安な気持ちを膨らませてしまっていました。ですが、思ったことをその場で実行してしまわないから自分で自分を不幸にしてしまっているのだと考えを切り替えてからは、自然とちょっと恥ずかしいなと思う行動も起こせるようになりました。引きずる不安や悩みなら、いまここでエネルギーにかえて、自分の幸せのためにも断ち切りましょう。

  10. 不安だけだとダメなのだと思います。不安と自信。もしくは不安と希望の両方が有るから少しの不安を打ち消す為に努力をしようと言う発想になる。しかし不安が100パーセントでは人間は恐怖を感じて逃避しか考えられません
    そして人間の脳みそは、逃避の心理に入った時にはその能力を十分に発揮できないと聞きました。努力してもその努力に見合った成果が得られなくなる。悪循環ですよね。
    努力はとても大切ですが、不安と同時にナニか自信がもてるようなものが有って人間は初めて努力に踏み出せるのだと思います。
    王さんもたけしさんも、努力と同時に自分はできると信じられる自信がおありだったのでしょうね。ソレがまず大切な事だと思いますし、ソレがなければ最初の一歩が始まらない。
    何もしていない人間は自信も持てなくて当然だと思いますが、一つ一つの小さな壁を乗り越えた自信がさらなる努力へと掻き立てているのではないかと思わされました。
    良いお話をありがとうございました。

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