犬と猿を仲良しにさせる方法

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約35年前
トルコ生まれの社会科学者が
ある興味深い実験を行いました。

夏休みのサマーキャンプ
少年たちのグループ間に
ある種の悪意を作り出したのです。

方法は簡単。

ネーミング

そう、それぞれの集団に
名前をつけたのです。

タイガースとジャイアンツ
のように、、、

少年たちはすぐにもう一方の
集団の能力や成果をけなしはじめたのです。

チーム対抗の宝探し、
綱引き、運動競技会などを実行し、
その敵意は、ますますヒートアップしていったのです。

この科学者はわずか短期間で、
集団内の不和を作り出すことができたのです。

次の実験

もちろん、子どもたちの
仲を悪くした状態で放っておくわけにはいきません。

当然、この実験にも続きがあって、
仲良くさせることまでが、
その目的なのです。

そして、その実験は見事に成功し、
それまでいがみ合っていた2つの集団が、
お互いに仲直りし、ともに和やかなキャンプ生活を
送るようになったのです。

では、この科学者はいったいどのような
方法を取り入れたのでしょうか?

あなたは、どう思いますか?

答えを見る前に少し考えてみてください。。

上手く行かなかった方法

最初の実験は、
共同作業でした。

しかし、その結果は悲惨なもので、
ピクニックは食べ物の奪い合い、
催し物は怒号が飛び交う始末。

そして、食堂の列もどつきあいの
場所になってしまったのです。

最初、これは、手に負えない状態になってしまったのでは?
と思った科学者たちでしたが、
単純な方法が対抗するチームの仲を
一気に接近させたのです。

その方法とは、、

共通の利益

集団で競争をすると、
ヒートアップしてしまうのですが、
協力すればお互いの利益になる状況を作ったのです。

町へ食料を買いに行くための
唯一の車を故障させてみたり、、

キャンプの水道を途中で止めてしまったり、
共通の危機を作り出して、
協力して行動する必要がある状況を作ったのです。

もちろん、すぐに!
というわけではありませんでしたが、
共通の目的に向かって力を合わせ、
そして、その目的を共に達成したことが、
2つの集団の間の溝を埋めることに
なったのです。



もし、あなたが敵対関係にある仲を、
なんとかしたい、と考えているなら、、、

共通の目標を与える

この方法は、いかがでしょうか?
目標を達成させるために必要な協力が、
敵対集団を仲間に変えることができるんじゃないでしょうか?

ー飯村 匡博

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5 thoughts on “犬と猿を仲良しにさせる方法

  1.  おはようございます。
     子供による、テストで、なるほどなと思いました。
     対人関係で、しっくりいかない人でも、
     共通利益の目標があればよいとのことですね。
     国家を操る人たちは、すでにそれがわかっているので、
     国により、敵国意識をあおりたて、国民の団結を図る、貧困を、国民からそらす国が近隣にあるようです。 確かにそれはある程度成功してるようです。
      単に、物事を感情だけで判断せず、よく冷静に考えることも必要であるが、わかりました。

  2. 確かに、共通の利益、共通の危機は、結束力を高めますね。しかし、時に、共通の敵が結束力を高め、救いようのないトラブルをうみだしかねませんね。今、いいえ、ずっと人類にとって共通の利益となる目標は自明であるにもかかわらず、一国の利益が優先されて、人類が生き残れる未来を残すという共通の目標が優先されていないように思えてなりません。大きな視野を養う教育は、大きな視野で行動する大人が実践してこそ、伝わると思います。

  3. 宇宙戦争が起きれば、地球上の争いはなくなるとよく言われます。まさにそれですね。

  4. \(^o^)/当たりました♪「共通の目的を持たせる?」と答えてみました。でも「利益を生む」とまではいい当てられませんでした。残念!私はよく、それまで自分が考えたこともないような知識に触れたとき、頭の中でイメージ化します。このイメージの世界で、カメラで撮影するみたいに、いろいろな角度から対象物を眺めたり、ズームにしてみたり、または全体を把握してみたり・・・。こうすることで、瞬間的にイメージしたものから発展したいろいろなことが見えるようになります。見えるというより気づくというべきでしょうか!幼い子供達って、その点、吸収力があるので、こちらのお願いを行動に移してくれます。私が今実験してみたいことは、娘が始めた「お友達との近所のゴミ拾い」の時に、通学路の砂で見た目の悪い場所で、ある質問をすることです。「ねぇ、この道を見て、どう思う?」と。この質問に対する回答、すごく楽しみです。もし、ここに書くことを覚えていたら、記入しますね!~それから、ここで学んだことを、ママ達を対象に実践していますが、とてもおもしろい発見がありました!!!私がたどってきた過去の道で、その方がどこにいらっしゃるのかが分かるのです。とっても不思議な感覚です。もちろん、私と同じであるはずはありませんが、ラポールはできます。これが、失敗も成功も、自分で経験することで得られたデータを持っている、という強みなのでしょうね♪まだまだ、これからも、失敗を恐れず、さまざまなことにチャレンジしていこうと思っています!(^^)!~私の成長と家族の幸せのために!

  5. 「共通の目標」で、一時休戦の時間は作れますが、目標を達成すれば敵対に戻ります。
    基本的に、「仲間」に変えることはできません。

    もし私が、その科学者という、上からのコントローラーだったら
    それぞれのグループのメンバーを、数名ずつ交替させて、昨日の敵を、今日からは味方にします。
    それを繰り返せば、ネーミングへの固執や、グループ自体に意味がなくなり、
    少なくとも争い事で、集団による残虐性のヒートアップを抑えることができます。

    でも、犬と猿を掛け合わせの、実質同グループにしたとしても
    一番リーダーシップのある犬猿さんのもと、また別の競争が始まります。
    世に、争いの種は尽きまじ。 ですからね~(o^-^o)

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