共感マインド

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今日は、皆さんに1曲、歌のお土産があります。
聴いてくださいね。

「うさぎ追いし かの山~ 
こぶな釣りし かの川~  」

ハワイでのセミナーのオープニング。

懐かしさで途中から一緒に歌い始める人たち。

参加者は、ハワイ在住シニアなど24名の方たちで、
カップルも数組いて、とても和やかな雰囲気でした。

シニアと言っても、もの事を成し遂げてリタイヤ
されて移り住まれた方、若くして移り住まれた方、
様々です。

観光は最高でも住むとなると、やはり言葉や文化が
違い、困った事や、心細く不安だった事、寂しく
悔しい気持ちをされる事もあったのではないでしょうか。

その苦労に敬意を表しつつ、私が大分の会社倒産後、
上京して人脈ゼロから人間関係を作っていった
ストーリー、そして営業、心のブレーキ
(メンタルブロック)、セルフイメージ、
メンタルトレーニングなど、お話しさせて
頂きました。

そして最後の挨拶。
「パチパチパチーーー」

その直後です。事件が起きたのは。

隅の方で、ただならぬ雰囲気を
感じ取ったんですね。

高齢の男性が、涙ぐんで言葉にならない
状態で、「あわわわ・・・」と言っていた
のです。

気になって近寄ってみると、奥さんが、
「主人は、思い出す事があって、申し訳ない
ですが、そっとしておいてください。」
と言われたんですね。

私は、この男性の何か気に障る事でも
言ってしまったのではないかと心配に
なりながら席を離れました。

すると、その男性は、「少しだけでいいから
話しをさせて欲しい」と杖をつきながら前に
立ちました。

そしてたどたどしい口調で語り始めたのです。

「今のこの若い方(私の事)の話しを聞いて、
どうしてもひとこと言わせてください。

私は、今年で88歳になる特攻隊の生き残りです。

ハワイで特攻隊の生き残りは、私、1人に
なってしまいました。

仲間は、皆んな死んで行った。(泣)

そして教官の先生は、私に、「お前は死んでは
ならない、何としても行きのびるんだ!」と
言って、特別に目をかけてくださいました。

その先生には、どんなに感謝しても感謝
しきれません。(泣)

私は、本当に生きてて良かったんだろうか?

少しでも皆さんのお役に立とうと思って、
今まで生きてきました。(泣)

そしてこれからもその気持ちで生きてゆきます。(泣)」

この言葉を5分ぐらいかけて、ゆっくりお話し
されました。

戦後67年間、私の生まれる前からこの方は、
そのような気持ちで生きてこられたんですね。

私は、衝撃を受けました。

戦争体験者から、このように感情を出されて、
直接、お話しを聞いたのは初めてだったからです。

それにしても今回のセミナーは、自分よりも
年齢も経験も上のシニアの方たちに

「私は何を伝えられるだろう・・」

そう考えていました。

私が語れる事、、、
見知らぬ土地で信頼を得る苦労、喜び、
そして自分を引き立ててくれた人への感謝。

この話しだったら共感してくださるだろう

そう思ったんですね。

そしてそれに反応して、その方は今まで
大切にされてきた気持ちをお話しして
くださり、私も目頭が熱くなったのです。

共感には、人と人をつなげる不思議な
パワーがありますよね。

私は、長い間、気が付くといつも
人の話しを取ってしまっていました。

ですが、今の仕事をするようになって、
一緒に喜び、怒り、笑って、そして
「それ、詳しく教えて!」と聞き、相手の気持ち
を大切にするようになってきたんですね。

そうして人間関係を改善していく事が
できました。

ところであなたは、仕事やプライベートの
人間関係を良好に保つ為に、どのような事を
意識されていますか?

あなたが意識されている事を教えてくださいね。

岡崎哲也

PS:なりたい自分になるには、
セルフイメージが重要です。

http://www.0stresslife.com/zrl/

6 thoughts on “共感マインド

  1. 素敵な話をありがとうございます。情景が浮かんできて胸が一杯になりました。

  2. 私も102歳の母が 老人ホームで 暮らしていますが、80歳代 90歳代で 戦争体験の貴重な
    言動に接すると 貴重な歴史資料として 聞き取り後世に伝えてゆく事は大切な我々の義務だと思います。
     

  3. とても素敵なお話で、共感しました。
    この方は、大変なご苦労をされてきたのでしょうね。
    みんな、さまざまなご苦労をお持ちのことかと思います。
    人は一人では生きていけない思いを、痛感している今日この頃です。
    いつも楽しみに読ませていただいております。
    配信ありがとうございます。。。

  4. 涙が溢れて・・・・・・
    特攻隊で生き残った一人の方の人生を考えると
    戦争で仲間がたくさん死んでしまって
    さぞ無念と寂しさ・孤独を味わった事でしょう。
    亡くなった方達の分まで、精一杯生きて欲しいと思います。

  5. 自分を開示すると、相手もオープンになり、思ってもいないようなお話が出て驚くことがあります。
    オープンマインド、思い出の解凍。胸に秘めた思いを話せたとき、深い癒しとなったのだろうと。
    筆舌に尽くしがたい苦難の時を生きた方の体験に、敬意を払いたいと思います。

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