嘆き過ぎない

from 杉本

ある日、妻から用事を言付かり、
「スーパーで豆腐と野菜と卵を買って、
薬局でビタミン剤を買う」
と決めて家を出ました。

ところが、買い物を終えて家に帰ってくると、
妻が、「あれ、ビタミン剤は?」。

なんてことが生活の中で続いて、
「そろそろ、危なくなって来たのか」と、
嘆くことしきり。
 

しかし、この「嘆く」ということが、
私たちに、時として、
悪いストレスを、
与えることが、
あるのではないでしょうか?

何かに失敗したときに、
「自分はダメな人間!」と、
嘆くことが、最もいけないとされています。

自分がダメになったと、
嘆きを繰り返すと、
ストレスがたまっていきます。

仕事がさらにはかどらなくなったり、
物忘れがもっと激しくなったりと、
気分も、ますます悪化してしまいます。
 
自分を「ダメ!」と叱ることは、
たるんでいるときには、
必要かもしれませんが、
物忘れをする自分と、
上手く付き合いながら、
生きていくためには、
物忘れのストレスに、
強くなるトレーニングが、
必要なのです。
 

トレーニングその1.
 まず、嘆かないこと。
 
トレーニングその2.
少しペースを落として、落ち着いて、
やることを整理して、
1日にやれる量をセーブして、
行動することから始めます。

これは脳を、
少し休めることにつながります。

本当の物忘れと、
単なる脳の疲れは、
根本的に異なるものです。
 
脳が疲れているのに、あわただしく、
しかも大量の仕事をこなそうとしても、
脳から指令が出てきません。
 
やたら忙しい日が続いたら、
一度落ち着く、整理する、

1日の仕事量を、一時セーブする、
ということを、心がけましょう。
 
自分自身に、正確な気づきを持つことは、
ストレスに対しての、抵抗力も強くします。
 
全部を、一気にやろうとしないことです。

「今日はここまで」と小さな目標を立てて、
それを達成して喜びましょう。

若いときはこんなの、
一晩徹夜すればできたのにと嘆かない。
 
若いときなら出来たと思うのも、
かなりの場合、当人の錯覚が多いものです。

若いころは、今ほど重い責任がなかったし、
仕事の量は多くても、
生活の雑用は少なかったかもしれません。

そういうことを、忘れている場合もあります。

「無理がきかなくなった」と嘆くより、
「より時間がかかるようになった」と、
事実を自覚することが大切です。

無理すれば追い付くと思わず、
3ヵ月前からコツコツと準備をして、
事に立ち向かいましょう。

こうしたことも、
ストレスへの抵抗力を強くしていきます。
 
年齢を重ねても、
自分の容量(自分にできることの限界点)を、
しっかり把握して、
自分の生命力を実感しながら生きていく人が、
ストレス管理を、知っている人です。

「どうしてあの人あんな歳で、
仕事をこなしていられるんだろう」
と言う人がいたら、
ストレスに対する、
抵抗力を、訓練しているに違いありません。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

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4 thoughts on “嘆き過ぎない

  1. うっかりミスが出始める時、車の鍵や携帯が見つからない時は、「許容範囲を超え始めた」アラームだと感じていました。そういう時は、ペースを落とすのだと。
    ストレス管理、自分のためにも家族のためにも、実践して行きます。

  2. 私にとっての一番のストレスは、家族が健康をそこねたとき。それも、原因のわからない場合。「心配しすぎないように!」とつぶやいてストレス管理をしています。それでも、精神的にかなりキツいです。こういうときは、前進ペースをスローにします。~今朝は、本当に疲れているようです。なので、この辺で。

  3. >自分の容量(自分にできることの限界点)を、
    しっかり把握して、<

    把握していないからストレスがたまる。
    老いては子に従えを実践しないと前には進まないのか。

    何がストレス何だろう。
    老い先短いとは言いたくないが、定年後の自分に満足していない事かな?
    子供の事かな?
    妻の事かな?
    家族の事かな?
    経済的な事かな?

    嘆かないと言われても過ぎ去った日々を思い起こしてしまう。
    ちょっと立ち止まって考えたら多くの事が出来たのに、なんであの時あれをしなかったんだろうと悔やむ。
    悔やむと嘆く。

    どこかに書いてあったな、バックミラーを見ての運転はもうしてはダメだと。
    本当に前だけ見て運転出来るのかな、、、
    結局今、物事がうまく進まないのはそうやってぐずぐずしているからか。
    集中し切れないのもストレスか。
    きっとこれがストレスなんなんだろうなと、、、
    今からの脱皮がストレス解放??
    開放などあるんだろうか?

    究極は
    >自分の生命力を実感しながら生きていく人<
    きっと自分の限界を知ってこそですね。

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