目移りして失敗するバカ

吉永賢一
吉永賢一

吉永賢一です。

ぼくが自分を警戒するための言葉に、

目移りして失敗するバカ

というものがあります。

ぼくも含めて、
多くの人は目移りすることによって
すぐれた成果を体験することが
できないのだと思っています。

つまり「ひとつのことを続ける力」
継続の力が、弱いのです。

すると本来成果が出るような
方法をやっていても結果が出ません。

成果が出ないような方法をやれば、
もちろん結果が出ません。

このようなことを繰り返しているうちに
一体何が結果を出して、一体何が結果を出せないのか、
わからなくなってゆきます。

一方、成功する人は
「成果を出すひとつのこと」を選び抜いて、
それを、ひたすらひたすらやってゆくのだと思います。

ひたすらひたすらやることで、
結果が出るところまでたどり着きます。

あるいは、ひたすらひたすらやることで
「この方法では、結果を出すことができない」と、
しっかりとした否定にまでたどり着きます。

いずれにしても、
確かな前進を為したことになります。

盲信して続けるのではなく、
結果を体験するまでは「テスト」として考えて取り組みます。
でも、しっかりとやるのです。

ぼくに成功要因があるとすれば、

・良く選ぶ
・そればっかりやる

これをある面においては、
やってきたことにあると思います。

そしてその面においては
能力が伸びたことが
重要な原因となっていると思います。

「良いひとつのこと」を選んだら
壁を突き抜けるまで、それをひたすら、
ひたすらやります。

分野ごとに「ひとつのこと」を選んで
やってゆきます。

そうすれば選び間違えたときでも、
それが明らかになってきます。

結局は、前進できます。

選び間違えた自分が愚かだっただけです。
愚かさに気づいたら、変わって前に進むだけです。

心の練習で「シュルツの自律訓練法」と、
それに自分で工夫を加えたものを
幼稚園・小学校のときに、数年間つづけていました。

ここでは「続けること」「段階を進むこと」を
体験できたと思います。

これは、とても良い基礎を私に与えました。

呼吸の観察、感情の観察、壁に貼った紙を見る。
これらのことも、しつこくやりました。

特に前2者は、中断した時期もありましたが
いまでも続けています。

英語の勉強をはじめたときには、
フォニックスをひたすらやっていました。

その後は単語の暗記をひたすらやっていました。

数学でも計算練習をひたすらやっている時期がありました。

「その段階のことを、ひたすらやる」

という性質がぼくにはあります。

どうでもいいことにエネルギーを使うより、
しっかりとした成果をもたらすと約束されているものを
そればっかり、やってゆきたい。

そういう思いを、今でも持っています。

呼吸法についても、ヨガの呼吸で
「舌をまるめて息を吸い込んで、鼻から息を吐く」というのが、
とても良いと書いてあったので、そればっかりやっていました。

小学校低学年のときに、いろいろな方法が
書いてある本を読んだのですが、
この方法が、特に褒めてあったのです。

「じゃあ、それをやればいいじゃん」と考えたので、
そればっかりやりました。

「最高のものを実践すれば
コストパフォーマンスが高い」

そう考えました。

ぼくは、たくさんの本を読んできました。

そのときは「砂金の中から金を探す」
というマインドで取り組みました。

多くの本に書いてあることは、
ゴミであり、クズであり、害をもたらします。

そう思って読むことで、
惑わされることが減ります。

人には自己正当化のはたらきや、
自分の利益を求める性質があるのだから
著者には自分の主張を喧伝する傾向がある。

でも、それに惑わされるのは自分が愚かだから。

だから、判断の力を伸ばさなくちゃならない。

でも、そのゴミの中に金の粒があるのです。

それを、なんとかして見つけ出して、
後はそれをひたすらやる。

金だと誤解したら、その責任は自分で取る。

だから「fool’s gold」という言葉も、
ぼくにとってとても大切なことばです。

他人の話もそうでほとんどの内容は
役に立ちません。

たいして考えないで、ただ思いつきを
しゃべっている人が多いからです。

でもその中に、ときたまきらめく
ヒントがある場合があるわけです。

それに気づけるようでありたいし、
それは「時には、きらめくヒントがあるものだ」と
思っていることで、発見しやすくなると思います。

だからこそ、
きらめくヒントを多く提供してくれる人は、
ぼくにとってはとても大切な人であり、
尊敬する人になります。

でも、ほとんどの技術、
ほとんどのアドバイスは、
大して役に立たないものです。

「役に立つことを見つけ、しつこくやる」

これは、とても大切なことだと思っています。

ー吉永賢一

PR:吉永賢一の教材はコチラからチェック

・大量記憶術講座(初月100円でお試し可能)
http://www.nextleader.jp/yoshinaga/kioku/

・伝説のセミナーを自宅で!やる気セミナーDVD講座
http://www.nextleader.jp/yoshinaga/yarukiseminar/

8 thoughts on “目移りして失敗するバカ

  1. いつも ありがとうございます。
    吉永さんのおしゃった通りです。
    私も「目移りして失敗するバカ」の一人です。
    継続の力が、弱いのですね。
    「役に立つことを見つけ、しつこくやる」
    ことを意識して、努力します。
    ありがとうございました。

  2. 私は、ライバルを「自分」に設定しています。過去の自分だったり、未来の自分だったり、今の自分だったりします。これは、全ての行動の責任を自分で負うためにやっているのかもしれません。もちろん、許したくない!と思ってしまうこともありますが、広い視野で物事を見たときですそれが、とるに足らないことであることも、最近は素早く考えられるようになりました。ひたすらやって、失敗することもあります(笑)でも、それは、結果であって過程で手に入れたことは、次のチャレンジに繋がります。むしろ、できることならたくさん失敗をした方がよいな!と思うくらいです。それも、失敗をしないように取り組んで失敗してしまった『失敗』です。そして、ひたすらにやるというレベルも、それぞれが徐々に伸ばしていけばいいことだとも思います。諦めず、自分なりにやり続けたとき、何かをつかみとることができるのでしょうね!

  3. 素晴らしい内容の投稿、ありがとうございます。今日の内容は、私のためにあるようなものです。迷ってばかりの人生でした。でも、好きで集中できるものだけ、それだけに集中したいと思います。

  4. 目移りして失敗するバカ
    今の私はまさにそのバカですね。
    退職して世の中を見渡すとあれもこれも皆出来そうに見えて、手を出してみるのだがどれも形に成っていない。
    女性に対しても同じだったんだと。
    長い間恋人が出来なかった訳はどの女性も綺麗に見えて絞り切れなかったから。
    選んで(相手にだって選択肢はあただろうにね)、、、、
    今、本当に何をするかきちんと絞り込みたいが、みんな福の神に見えてどれも捨てがたし。
    生れつきの楽天家と言うよりもバカ(本人はそう思っていないから救いようが無い)かも。
    絞り込んでバカから脱出をして死ぬまで生きたい。
    自分のやりたい事を続けるとなると、振り出しに戻るのかな??

  5. 「テスト」という位置づけ、やり続けること、量をこなすと質か高まりますね。
    しつこくやり続けます。

  6. 目移りするバカ。はっとさせられました。やりたいこと、やれそうなこと、色々目移りしている内に時間だけが過ぎていく。
    今の自分でした。よく選ぶ、その上で自己責任で大切なものを選び取る。決断して、そればっかりやる!

    整理してみると簡単なことですが、まったく出来ていないことがハッキリ分かりました。

    貴重なシェアありがとうございました!

  7. 「目移りして失敗するバカ」まさに私です。やりはじめては目移りして、もっといい方法があるのでは、と一発狙いの山師みたいなことの繰り返しです。それが良くないのも分かっているのです。今もやりかけていて中断していたことがあります。今やるべきこと、続けるべきことなのに、、。「その段階のことを、ひたすらやる」、また今日から取り組みます。少しづつでも継続していこうと思います。

  8. とても頭が痛いお話です。私は自分が幸せやワクワクした気持ちが感じられないと生きていけないのでこれは向かない。と思うとすぐ見切りをつけます。転職も何回もしたし居住地も日本、南米、ヨーロッパ各地を転々とし結婚歴も2回。世間から見ると失敗者だと思いますが、実はとても幸せな人生です。一体成功とか幸せって何なんだろう?と思います。私のようなわがまま身勝手な人間がいてもいいんじゃないかと・・・。これから年齢とともに考えも変わっていくのかもしれませんが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>