from 杉本
ある有名な経営コンサルタントが、
顧客の売り上げを、
必ず2倍以上にしている方法を紹介します。
それは、
今日やるべき重要なことを3〜6つ書き出して、
それを必ず実行すること。
これを、コンサルティングしている企業の全従業員に、
毎日やるように徹底すると、
1年で売り上げが2倍にも、
3倍にもなると言うのです。
この3〜6つの、やるべき重要なこととは、
日常的にやることが決まっている作業ではなく、
「緊急ではないが重要なこと」を選ぶのです。
では、「緊急ではないが重要なこと」とは、
何でしょうか?
まず、私たちの毎日行っていることを、
4つに分類してみましょう
①「緊急で重要なこと」
②「緊急だが重要ではないこと」
③「緊急でも、重要でもないこと」
④「緊急ではないが重要なこと」
①「緊急で重要なこと」とは、
緊急に対応しなければ、
大変な事態になってしまうようなこと。
例えば、
・ 顧客から、明日までに仕上げて、
提出するように求められている企画書。
・ 仕事中に大地震が発生、
家族の安否を確かめに帰宅する。
これは、毎日の仕事リストの中で、
当然優先順位の高いものです。
②「緊急だが重要ではないこと」は、
誰かが、緊急性を持って働きかけてくるが、
自分にとっては必ずしも重要ではないこと。
例えば
・ とっても忙しいときに、
同僚が「今ちょっといい?」と話しかけて来た。
しかし彼女の相談事は、
ただ胸にたまったうっぷんを、
誰かに吐き出して、せいせいしたいだけ。
時間があれば聞いてあげたいが、
今は非常に悪いタイミング。
・ 隣の部署の部長が、
今から始まる会議に、
自分の部から誰も参加予定がないので、
私に出て欲しいと言って来た。
しかしその会議は、自分の部署には、
ほとんど関係のないことについてだから、
あえていつも参加しないようにしている。
断りにくい相手だが、
時間を無駄にすることは目に見えている。
当然、このようなことは、
できるだけ、避けるようにしなければなりませんが、
断りにくい相手からの依頼であることが多いため、
この種の仕事を減らすのは、大変です。
次に、
③「緊急でも重要でもないこと」とは、
例えば、
・ 仕事が終わって帰宅してから、
ソファで寝転んで、
ずっと夜中過ぎまでテレビを見続ける。
・ 毎日仕事のうっぷんばらしに、酒浸り。
一言でいえば「無駄」、
なこれらも、
やはり避けるべきことですが、
自分から飛び込んでいっているため、
なかなかこれに使う時間を、
減らすのも大変です。
さて、いよいよ、
④「緊急ではないが、重要なこと」ですが、
今日明日急いでしなければならないことではないが、
自分の近い将来に影響を及ぼすような、
大切なことを意味します。
例えば、
・ 海外駐在員に選ばれることを目指しているが、
英語力の目安として
TOEIC800点以上が応募条件。
現在TOEIC500点未満なので、
3年以内に800点を目指す。
・ 自分の配偶者や子供と、
さらに良い関係を結ぶための活動。
・ 将来希望する仕事に就くために、
必要な資格の修得。
・ 10年後の定年退職に備えて、
退職後の人生を計画する。
・ 趣味の能力を伸ばす。
・ 自分にとって大切な人たちの誕生日、
記念日をリストアップし、
必ずその日に、お祝いのメッセージを送る。
(人間関係を構築する。)
などがその例です。
「緊急ではないが、重要なこと」は、
私たちの将来を築いていくために、
準備し、計画し、実行すべきことです。
しかし誰からも
「早くやりなさい」と、
お尻を叩いてはくれないので、
自分から進んで始めなければ、
ならないことばかりです。
これは、とっても優先順位の高いものです。
さて、あなたの毎日の活動の中で、
どんなことが「緊急ではないが、重要なこと」に、
当てはまりますか?
列挙してみて下さい。
・
・
・
・
・
そして、このリストを、
「なりたい自分になるリスト」と命名して、
保存しておいて下さい。
時々それを見直して、
やりたいことが見つかったら付け加えたり、
やり遂げたものを省いたりして下さい。
そして、このリストの中から、
まず取り組んでみたいものを、
1つ選んで、
始めて見てはいかがでしょう。
その時間を作り出すために、
③と④の項目に当てはまる自分の行動を、
どれか、止めるようにしてみましょう。
「緊急ではないが、重要なこと」を、
1つずつ、実行していくことで、
なりたい自分になっていくことができます。
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS.英語を話す必要が「緊急な人」も「緊急で無い人」も
この方法を知っているのと知らないのでは大違いです
凄く、いい話を聞きました!有り難う!
とてもいい話を聞きました!どうも有り難う。
杉本さんありがとうございます。(^_^)
最近この事を忘れてました。久しぶりに気づかされました。続けていくことがそれ以上に大切だと思いますので、意識して行きます。(^_^)
息子の体調が悪く、私の行動までも停滞気味でしたが、やっと元気になり、それに伴い私も元気になってきました。中2にもなれば、身の回りのことは体調が少しぐらい悪くてもできるようになります。でも、ほったらかしにするよりも目をかけてやった方が早くよくなることを、以前息子の行動から気づいていました。体調の悪い娘の傍にずっとついてやっていた幼い息子。「こうしてそばにいるだけで元気が出てくるものなんだよ(笑顔)」とバタバタ忙しくしている若かりし私に、息子が言いました。何もしなくても元気になるのだから、緊急ではないけれど、その後の親子の信頼関係を育むためには、この『看病』というものは重要なことです。やりたいこと、やらなければならないことがたくさんあっても、ここに貴重な時間をかける。でも、ただなんとなく過ごすのではなく、考えて時間を使う。いつもはできない時間のかかる話しをしたり、美味しいものを買ってきて、娘には内緒!という秘密のおやつタイムを設けたり、・・そんな時間を作ってやりました。すると、原因はなんだったんだろう?と思ってしまうほど元気になりました。我が家は、単身赴任のため娘のお父さん役をこなす息子。私の悩み相談にも乗っている息子。自分が本当に好きなことが学校ではできない状況に置かれている息子。子供達の世界でも、私のような専業主婦の世界でも、①②③④を考えて行動することは重要ですね。まず、私がしっかり身に付けて、子供達にも指導していきたいと思っています。できるようになったところから、どんどん試しています。そうすることで、私の復習にもなっています。『7つの習慣』は、子供達への躾にも生かされる親の教科書みたいなものですね!♪
子育て中の皆さん、まさに①と④の日々だと思います。子供はそれを如実に教えてくれます。自分育ても同じですね。
しかし、ゆっくりと過ごすことの大切さは、年齢を重ねないと難しい。
今、自分にとって何が重要かも、時々で変化します。キャリアアップしたい自分。
子供と触れ合いたい自分、家族と語り合いたい自分。どれも、大切な時間です。
ジレンマもあります。それらが、少し理解できるようになった頃、うまく回り始めたころ、親世代との関わりが待っています。再び、ジレンマです。
そして、今まで、走って生きた疲れも影響してきます。そうすると、親世代の気持ちも
理解でき、感謝の気持ちが生まれ、再び自分の部分が、消えて行きます。
この繰り返しのような、気がします。これを、いい循環に出来るように、価値観の構築も
必要になり、再び、自分探しの時間が必要になります。