セミ

セミとセミの抜け殻
セミとセミの抜け殻

ご覧のようにこの記事にはセミの写真を付けました。

なぜこんなことをしたのか?

その理由は簡単です。なぜなら、セミの話しを通じて、あなたが本当に成長する方法をお伝えしたいと思ったからです、、、

ミーン、ミン、ミン、ミーン!

今年の夏もたくさんの「セミ」がうるさいぐらいに鳴いていました。

夏が終わろうとしている今、帰り道のアスファルトの上で固まっているセミの死骸を良く見かけます。実はそんなうるさいセミですが、地上に出てからはたったの2週間しか生きられません。

ですがセミは地上に出るまでの数年間、幼虫の状態で土の中で過ごしています。つまり、自由に飛び回れるセミ本来の姿になるまでに、土の中で幼虫のままずっと栄養を蓄えているのです。

セミの幼虫はずっとずっと土の中で生きてきて、セミになる瞬間に土の中から地上に出て来て羽化をします。

あなたもテレビなどを通じて、セミや蝶の羽化を見たことがあるかもしれませんが、ゆっくりゆっくり殻を破りながら、もがくようにして、時間をかけてセミは羽化していきます。

セミにとって羽化は非常に大切なプロセスで、最後の力を振り絞って殻を破りながら、羽に栄養を与えていきます。そのもがき苦しむプロセスがあるからこそ、セミは本来の姿になることができ、自由に飛びまわれるようになるのです。

もしセミの羽化を助けたら?

最後の羽化をしながら、苦しそうにもがいているセミを助けようとすることは私たちにはできません。

事実、セミが殻を出やすいようにハサミなどを使って、殻を切って上げることは可能ですが、そうするとセミは飛べなくなってしまうそうです。

つまり、セミにとって羽化という、殻の中でもがき苦しむ作業こそが、本来のセミの姿になるには不可欠なプロセスなのです。

私たちも日々いろいろなところで、もがき苦しんでいます。

会社での仕事のこと、人間関係のこと、プライベートなこと。。。

ですが、セミの例を見ても分かるように、「痛みをもがいて乗り越える作業」こそが、あなたの本当の成長につながります。最初から全て完璧にできる人間などいないのですから。

セミの羽化が失敗するのは、過剰な手助けがあるからです。過剰な手助けをすることで、セミは飛べないセミになってしまいます。

私たちの人生でも、もがく作業が大切で、もがく作業があるから本当の成長できるんだと思います。

日々もがきながら、痛みを乗り越えるという作業を、自分の成長のために進んで受け入れることができれば、あなたはどんどん成長していくことができます。

もがいている人を助ける?

また、もしあなたが組織のリーダーやマネージャーなら、、、
仕事でもがいている部下や後輩の姿を見るかもしれません。

もしあなたに大切な友人や恋人がいるなら、、、
何かで苦しんでいる友人や恋人の姿を見ることがあるかもしれません。

もしあなたが親なら、、、
悩みを持ってもがいている子供の姿を見るかもしれません。

そんなときに、過剰な手助けや過剰なアドバイスをすることは、相手の成長を妨げることになっていないでしょうか?彼らがもがきながらも、セミのように自由に飛び立てるように、彼らの力を信じてあげることはできないでしょうか?

あなたが彼らの成長を心から望むなら、優しく見守ってあげることが本当に必要なことなのだと思うのです。

ー磯貝優

追伸:
ジェームススキナーが成功研究会CDを通じて、痛みを乗り越えて成長する方法を教えてくれています。

19 thoughts on “セミ

  1. 「セミ」のことは、以前私も考えました。
    ですが、ここまで深く考えることはできませんでした。
    「もがくこと」これは、必要なことなのですね。
    なんだか安心しました。
    これから、何度も脱皮をしていくと思います。
    頑張ります。

  2. 元々、耐えきれない試練はこないといいますね
    ということは、突破することこそが肝要ということですね
    セミを例えるのは面白い
    鬱というのも、このセミの幼虫と同じで、エネルギーが抑圧されている状態だそうです
    不況もそうですね

  3. 試練があってこそ本当に飛べるように
    なるんだなぁって思いながらじっくり
    読ませて頂きました(o・ω・)人(・ω・o) ネ!
    相手に対しての過剰なアドバイス・・・
    今までしてたと反省。
    自分の力で飛べるように見守るように
    していきたいと思います(*^_^*)

  4. 「人間は、負荷がかかっている時に成長する」と
    ジェームスが言っていました。
    私もその通りだと思うので、なるべくコンフォートゾーンから
    抜け出そうと毎日努力しているつもりです。

    これが仕事となると、部下が苦しんでいる時は
    上司としてはプロジェクトのことも気になるので
    助けたいと思ってしまいます。

    しかし、これが続くと部下が成長しない・・・

    これって、上司としては一番の課題ですね。

    本当に優しい上司とはどんな上司なんだろう??
    苦しんでいる部下を助けてくれる上司なのか?
    苦しんでいる部下の成長を望んで、あえて助けない上司なのか?

    答えは後者だと思いますが、部下に好かれようと思うと
    つい前者を選んでしまいがちになります。

    結局は自分のことを考えるか、相手のことを考えるか?
    という事になって、良い上司とは部下の成長を望みつつ、
    あえて厳しくする上司なのでしょうね。

  5. もがいている部下に、手取り足取り色々なことを
    教えるというのは一見優しい行為に感じますが、
    実は成長を妨げていることですよね。

    この教えるという行為は、俯瞰して考えた場合
    その人の為ではなく、実は自分が楽になる為だと
    思います。

    例えば、部下が苦しんでいる姿を見ているのは
    結構辛いものです。

    家族が苦しんでいるのを見るのは辛いものです。

    友人が苦しんでいるのを見るのは辛いものです。

    それを本人が乗り越えれば、強くなるのが
    分かっていても、それを見ているこちらが
    堪えられなくなって助けてしまいます。

    私も人に教える立場になった時に初めて
    分かりましたが、優しく助けるより、その人の為に
    怒ったり、突き放す方がよほど辛いです。

    誰でも人に嫌われたくありませんし、
    良い人だと思われたいですからね。

    ただ、その人のことを思えばこそ厳しく接する。

    子供の教育もそうですが、愛することと
    甘やかすことは違います。

    愛するがゆえ、心を鬼にして敢えて厳しくする
    ことも必要ですからね。

    怒っている人の本心は、怒られている人には
    伝わらないことがほとんどです。

    ただ、リーダーになる為には、自分に負けず
    その人の成長について的確な判断が出来る
    精神的強さも重要だと思います。

  6. 昔、学生の頃、
    キャンプ中の子どもたちと一緒に
    セミの羽化を見ていたことがあります。

    「さわったらだめだよ」といわれてはいたものの、
    殻から出てこようとするセミについ、触れた子がいました。
    (2,3人だったかも・・・)

    そのセミの羽はついに伸びきることはありませんでした。
    今でもよく思い出されます。

    誰かをそのセミと同じ状況にしてしまうこともあるかもしれない、と
    そこで怖がってしまい、かえって本当に必要なことをしないままで
    いることだけはしないようにしたいと思います。

    ありがとうございます。

  7. 私自身、やはり何か困ったことなどがあると人につい助けを求めたくなります。

    そんな、私ですから中々成長できないんでしょうねー(-_-;)

    この記事は私自身のこれからの成長のためのプロセスに、とても必要

    だと感じました。

    これからの私は苦しいことや困難な事があっても、この記事を思いだし成長のためだ

    と頑張っ行けるようになりたいと思います。

  8. 現代社会は、さまざまなるストレス要因が、充満しています。^^
    環境・人間関係(家庭・会社・知人・・・)から生じる価値観の相違による多々の摩擦・・・

    しかし、『本日のコメント』 拝読いたしまして、
    この困難=苦痛(蝉さんの羽化??) 
    これらはあくまでも、自己を成長させるプロセスの一部ですネ!

    困難を、困難と認識をせず、次なるステップの成長に必要なスティタスと・・・
    この事が普遍性の真実?かと ・・・ 改めて気付きました。
    次なる飛躍に向けての原動力に ・・・!^^

  9. 自分が成功してからもがき苦しんでいる人を助ける場合、自分が過剰にサポートされて成功しているのであれば自分も過剰にサポートしなければもがき苦しんでいる人を助けられない。自分が人を
    本当に成長させていく立場に立つためにはやはり自分自身の力でひとつずつ階段を上っていかないといけないのだなあ。って感じました。いい話ですね。「苦しけりゃ笑え、きつけりゃ笑え、笑えば笑うほど強くなる」と言い聞かせて真夏は走っていました。学生の頃からあまりいいことはなかったけれど将来の成功を目指して苦しくても笑って生きていこうと思います。本音を言うと「生まれてこなければよかった。」とつい思ってしまう日常ですが、周りの人たちは全く気がついてないようです。自分が不愉快だからと言って他人を不愉快にさせてはいけないから、あまりつらい顔をして生きてなく終始穏やかに過ごしているように見えるようです。本当は短気なのですが、かーとくるといいアイディアも浮かばないのでなるべく落ち着くようにしています。セミのように飛び立つ日を夢見て頑張ろう!

  10. そうですよね。もがいて自分の頭で考え抜く前に答えやヒントを教えてしまうと自分の力で考える力がつかなくていつまでも一人立ちしませんよね。釣りで言う魚を与えるのでなく、釣竿を渡すして釣り方を教えるのと同じことだなと思いました。作業が進まないからって答えやヒントを教えがちになってしまうことがありますが、相手にとって良くないことなのでちゃんと考え抜いたあとにヒントや答えを教えよう思う。

  11. 相手が考え抜く前に、時間がもったいないので答えやヒントを教えてしまいがちですよね。でもそれは相手が自分の頭で考え抜く機会を無くしてしまっているので非常に良くないなと思いました。自分もすぐに教えてしまいがちなので相手が考え抜いた答えを持ってきてからヒントや答えを教えたいと思いました。

  12. 今の私の状況を見ている人がいるのかな?って思うくらいピッタシでした。
    何度も何度も、国家試験にチャレンジしてるのに結果がでないのです。何度も「折れかかってしまい」投げ出したい気持ちでした。
    でも何度も読むうちに私も「せみ」になろうと決心しました。
    主人は何も言わず見守ってくれています。本当に感謝です。
    しかし、生きて行かなければなりません。
    「羽化」するまでどのくらいかな?

  13. 実感しました。
    私も、何とかネットで稼ぎたいたいと思いながら
    もがいているところです。
    半年ぐらい前から初めてパソコンに触れ独学でパソコンをいじくりまわして
    何とかブログも始め、文字も打てるようになり、まあこれからです。

    自分の話をすると、私はとてもおおきな借金していたころがあり
    とてももがき苦しんでいた頃があります。
    友人もはなれ、家族にはぼろくそにいわれ、
    今はそうでもないと思いますが、法律事務所にも相手にされませんでした。
    何ヶ所かまわっても足元をみられ「ほかをあたってくれと」いわれました
    これは本当のはなしです。
    今はグレーゾーンなどで過払い金請求ですぐひきうけるでしょうけど。
    私何とかあきらめず解決に向けてがんばりました。
    10年はかかりましたけど、もちろん死にたいときはありました
    でも、こんな苦しいことは続かないんだと信じて‘あきらめない‘
    とその思いでもがいてもがいてなんとかここまできました。
    いまでは人の痛みはわかるようになったし
    そのような悩みで苦しんでいる人にアドバイスしてます

    棚からぼたもちはありません

  14. 成長を感じる職場
    たぶん小さかったけど今まで転々としてきた職場は小さいながらも成長があったと今思う
    パニクッて判断できないうちに 今の職場にきてしまった
    今の職場は まったく成長を感じない
    月一の勉強会? 
    上司に伝えると理解しているようだ
    つまりは 統率 指導がされてないということか?
    上司に苦情を伝えても 顔をしかめるのみで タバコ会議なのか?
    その後 状況はかわらないばかりか 私が後ろ指さされている気分
    もがくっていっても
    じっくりと成長を感じるって一番大事?
    気持の整理できるのも能力?
    生活のため仕事するってたいへんですね

     

  15. 子どもの成長を見守る時にも同じことが言えるなあと思います。
    親が過保護に世話を焼き過ぎると、自分で成長できる力を弱めてしまいますね。
    手伝いたくなるところをぐっと我慢するのも親の務めですね。

    記事とは関係ないのですが、ジェームス・スキナーさんの講演のエンディングのバックに
    流れている、女性ボーカルの歌、なんというタイトルかご存じの方、おられませんか?
    いつも、良いなあと思って、探しているのですが、わからなくて・・・。
    歌手の名前でもいいですので、教えてください。
    よろしくお願いします。

  16. スポーツと同じですね

    苦しい状況に耐えて耐えてその結果、
    成長出来る

    大変な時こそ、自分が「大」きく「変」われる
    のですね

    ありがとうございます

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