人の心に宿る不思議な力

from 杉本

医学だけでなく、心にも免疫システムを活性化する力がある。

                   ジョナス・ソータ

ソータ博士は、全米でもトップクラスの医学部を卒業し、
優秀な医師として、
患者から愛され、
彼も患者たちを愛していました。

でも、彼は自分がうけた医学教育にこだわっていたと、
後に言っています。

医学の教科書に載っていないことは、
インチキとしか思えなかったとも言っています。

そうして40年が過ぎました。

69才を迎えるに当たって、
彼は、元気いっぱいでしたが、
徹底した健康チェックを、
受けることにしました。

その結果、末期の前立腺ガンという、
決定的な診断が下ったのです。

「治療法はないが、
ホルモン療法で、
進行を遅らせることはできるだろう、
そうすれば、
18ヶ月から24ヶ月は、
持つかもしれない」
と言われました。

彼はショックを受け、
妻や子供たちの、
涙ぐましい支えがあっても、
落ち込みました。

そんなとき、
カリフォルニアにいた、
2人の娘に励まされたと、
彼は言います。

それから、彼は娘たちの勧めによって、
ヒーリングの本を読み、テープを聴き、
瞑想の時間を予定表に入れ、
「ガン心理学者」のアポイントをとり、
想像の中で、ガンが破壊されて行くところを、
思い描くようになりました。

こうした療法は、
どれも標準的な、医学治療の範疇には、
入りませんでしたが、
家族の強い説得には、抵抗できませんでした。

彼は、素直な心で、
すべてを、実行しようと決意しました。

そしてガン宣告から、
51ヶ月が経ち、
彼は依然元気だったのです。
しかし、前と同じ人間ではありませんでした。

医学に対する姿勢は、180度変化しました。

以前は、トンネルの向こうをのぞくように、
視野が狭く狭量でしたが、
今では虚心にすべての可能性を認めていると、
言っています。

彼は現在、ガン患者のサポートグループを運営し、
食餌療法や瞑想、イメージ療法、
心理学的サポートの効果を信じています。

また毎週、彼のことを耳にしたガン患者数人から、
自分で何ができるか知りたいと、
電話がかかってくるとのことです。

彼の経験を読んで私は、
人の心、もしくは脳には、
不思議な力が宿っていることを、
改めて、実感しました。

以前に、医師の春山さんの言葉を紹介しましたが、
もう一度、ご紹介します。

「人間の脳からは、
脳内モルヒネ(ベータ・エンドルフィン、ドーパミンetc.)が、
分泌されますが、
これには人間の気分を、
良くさせるだけでなく、
老化を防止し、
自然治癒力を高める、
すぐれた薬理効果が、あるのです。
また明らかに、免疫力も高めます。
つまり、私たちはどんな薬もかなわない
優秀な製薬工場を、体内に持っているのです」

「脳内革命」著者 春山茂雄

私たちが、健康を維持したければ、
また、幸せな気持ちに、もっとなりたければ、
春山さんが、脳内モルヒネと呼んでいる物質を、
たくさん、自分の脳に分泌することを、
すればいいのです。

脳内モルヒネを、たくさん出すために、
多くの実践者が推薦していることを、
最後にご紹介します。

・ 歩くのが楽しくなるようなコースを選んで、
30分以上のウォーキングをする。

・ とにかく面白くて、お腹の底から笑えるもの、
例えば、桂枝雀の落語CDを聴く。

あなたが、ずっと健康で、
幸せな日々を送られますように。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

PS.
目標を最速で達成する“積み木式実現法”とは?

http://www.honjo-e.com/HKD/

10 thoughts on “人の心に宿る不思議な力

  1. 今回のお話は、実は私もかなり以前からそう感じていたことで、深く共感いたしました。
    がん細胞は遺伝子レヴェルで傷ついてから、2年から20年くらいの間に細胞診断で分かるところで初めてがんと診断されるのが現状のようです。

    傷ついた遺伝子でも、免疫力を高める 気づき の生活療法を実行することで、そういったものが回復していくという話は実はすでにゲノム医療の先駆者たちはわかっているようです。

    遺伝子医療革命という本(NHK出版)の著書 フランシス.S.コリンズ というアメリカの遺伝学者もその本の中で同様のかなり興味深い話をしています。

    とくに、遺伝子に悪い影響を与える因子に、ひとの感情の怒り、憎しみ、悲しみといったものがあり、そういった感情の部分での真のコントロールが可能となれば、かなりの病気が発症しないで済む可能性があるといわれています。

  2. 私も聞いたことがあります
    末期がんを宣告された彼がしたことは
    サプリメントのビタミンCだけを摂取して
    お笑いのビデオだけを毎日見て
    大笑いしながら日々を過ごしたいいます
    そして治癒したという

  3. お笑いのビデオだけを毎日見て
    大笑いしながら日々を過ごしたいいます
    そして治癒したという

  4. 人間身体の持つ不思議な、また素晴らしい能力に感動しました、

  5. 自分を幸せにする小さな工夫。ささやかな習慣。その積み重ねの効果は、偉大なんだと改めて感じました。
    自分を不安にする、不幸にする、そんな習慣を改善していきます。

  6. 病気すらも心の在り方で、完治はしなくても穏やかになってくれんですね!
    こころが病んだ時
    空の雲の流れを見つめているだけでも  心が和んでくるのがわかります。
    そして 思わず 大きなため息とともに その嫌な思いが出ていくのがわかります。
    人間なんて空から見たらちっぽけな存在
    くよくよしたって始まらない。
    そんな小さな幸せを 分け与えられる存在になりたいです。

  7. 昨年六月、前立腺癌で父を亡くしました。今思えば、なぜ何と言われようと、メンタルな部分の大切さを伝えられなかったのか・・と思います。田舎の病院で放射線治療を受けた後、みるみる体力を失い、見ているだけで涙ぐんでしまうような状態になってしまいました。現代の医学に深く疑問を抱きます。医者は本来、患者の真の健康を願うのが仕事ではないでしょうか。
    地位・名誉・財産が目当てで医者になられる予定の方、ご遠慮願います。

  8. 89才の母がいます。今まで病気一つしたことなく、入れ歯も一本もない。ジャニーズの嵐が大好きで今でも家事を自分でこなします。彼女いわく「私は病気になりえない。目的は誰にも迷惑をかけずにポックリ逝くこと」だそうです。私が学生の頃、医者に「卵巣嚢腫」と診断され、習っていたジャズダンスを止めて安静にするように忠告されました。母に相談すると「病は気からというから、今までどおり踊って楽しんで、ひどくなったらまた病院へ行けば?」と言われました。それからダンスを楽しんでいたら病気は完全にどこかへ行ってしまいました。良いお手本が身近に!いて幸運です。ちょっと可愛げがないですけどね。
    それから、常に清掃、整理整頓、毎日日記をつける(天気や買い物などの記録書)、怒らない、嘆かない、規則正しい生活、質素な食事、が良いみたいです。

  9. 心が動いてから脳内物質は生産されるそうですから…心が先なんでしょうね∧∧
    (*私は、どんな文章も楽しく書く様にしています∧∧ 効果有るのかは知りませんが∧∧)

    脳と心は相関関係で恐らくは「別々」と思います!!!

    心が先ず発生して其の後が脳の働きとの連携と考えます∧∧ 魂在りきと考えます\^0^/

  10. 記事内容も、コメント内容も、とても興味深いです。私は『心』を研究しています。大学などで科学的ではなく、自分や子供達との関係や、自分と自分に関わる人との関係から生まれる自分の感情を観察しています。これは簡単なようで実は難しいことです。今でさえ、かなり当たり前にできるようになりましたが、最初の頃は、この観察をすると倒れていました(笑)今では、一日に三度くらいならできます。でも、全く新しい人との関係から来る観察や、大切な人との心の深い部分での観察では、たぶん一日に一度しか、…いや、三日に一度くらいでしょうか?『心』の世界は広いです。『孤独』を背負える人なら、この世界を縦横無尽に行き来できると思います。そして、この孤独を背負える力は、孤独でないことを自覚しているからできることだとも思います。ただ今、私の心のふるさとで休暇を過ごしています。心の充電がたくさんできたので気づいたことでもあります。美しい自然と大切な人達からいただく愛のエネルギーほど強力な充電はないですね!このパワーを、実際住む地で放出するつもりでいます。今回の旅の目的は、初心に触れ、今の自分の成長がどのくらいのものか確認し、それを自覚することで、さらに上の自信を手に入れること!本物の自信は、防御にも攻撃にも使える貴重な技術的感情です。私の経験から言えば、自信は訓練により身に付けることができる感情です。そして、この技術が、不思議な力を人間から呼び起こすような気がします。これに、愛を加えれば、きっとさまざまな可能性の扉を開くことができるのだと思います。それでは、まだまだ成長しようと思います(^-^)/

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