
吉永賢一です。
今日は、たぶん、あなたも良く
 知っている話について書きます。
なぜ多くの人が「知っている」ことに
 ついて書くかというと、「知っている」を
 「やっている」にしてほしいからです。
「知っている(だから、やらない)」
という人が、とても多いです。
でも、それってすごくヘンなことですよね。
だから、単なる「お話」におわらせないで、
 毎日あなたが実践できるようにして
 あなたのしあわせに役立つことを願って書きたいと思います。
「知っていても、実行できない」にはワケがあって、
 それは「ハードルが高すぎる」ことがほとんどです。
もうひとつの理由は、「重要性を感じていない」ことです。
ですから、ハードルを低くして
 そして、重要性を感じてもらえるためのお話をします。
今日のテーマは
「ウィンウィンの練習の方法」です。
「ウィンウィン」っていうとパンダの
 名前みたいですが、win-winのことです。
7つの習慣などで紹介されていますので、
 おそらく多くの人が「知ってるよ」と言うと思うんですが
 あなたが実践しやすいように、わかりやすく説明してゆきます。
win-winの練習方法だけではなくて
 「何かを実践する」ときの一般的な順序についても
 あわせて説明してゆきます。
これは、関係性を4つに分類したもので、
1:You win – I win (あなたトクする-私トクする)
2:You win – I lose(あなたトクする-私損する)
3:You lose – I win(あなた損する-私トクする)
4:You lose – I lose(あなた損する-私損する)
「何か、他人が関係する行動をしようとするとき
 それが、この4つのどれに当てはまるかを分類してみましょう!」
という考え方です。
と言うか、ぼく自身はそのように捉えています。
ここで、大切なことは、
「win-winを、心がけましょう!」
の前に、その前のステップとして
 「分類」が入るということです。
まず、身の回りの人間関係を
 この4つの種類に「分類」してみましょう。
これなら「win-winを実践する」よりも
 カンタンになると思います。
そして、これは「実行前に検証してみる」
 という態度にもつながります。
もちろん、AさんとBさんの関係のすべてが
 いっぺんにこの4つのどれかに入るわけではありません。
「この部分は、Aさん win – Bさん loseだな」
 「この部分は、Aさん lose- Bさん loseだな」
のように、他人事のほうがクリアに見えるので
 まずは他人の関係を分類する練習をしてください。
これをやると、いろいろなことがわかってきて
 だんだん楽しくなってくると思います。
「頭が良くなってくる」ことを実感できる練習です。
コツはさきほども書きましたが
 「部分部分を分類する」ことです。
つまり「分割して → 分類する」
 この頭の使い方も、ぜひ覚えてください。
そして、次第に自分がやっていることも
 分類してみてくださいね。
自己犠牲的な人は、
 「You win – I lose」を積み重ねて
 エネルギーをすり減らし、苦しむことになるのですが
 そういう姿が見えてくると思います。
また、他己犠牲的な人は、
 「You lose – I win」を積み重ねて
 数値目標を達成したりしますが
 さみしくなったり、裏切りを恐れる人生になって
 心が満たされることがありません。
そして「なんで、誰も俺のことをわかってくれないんだ!」
 と嘆いたりします。
そうすると、そこに心の穴、
 弱さが生まれますので、その弱さから
 上手な人に心に侵入されて
 晩年は操られたりもするわけです。
結局、相手をloseさせようという心理がありますので
 本音を相手に話すことができません。
そうやって嘘をつきつづけてきた結果を
 体験することになります。
こうやって観察しているうちに
 「win-winとは、どういうことか?」がわかってきて
そしてはじめて
「すべての関係を、win-winにしよう」
ということに、チャレンジできるようになります。
わからないことは、できないですよね?
わからないことをやろうとすると、
 口先男、口先女になります。
何かをやろうとするときは「理解」を先行させて
 具体的なステップが見えてくるまで
 「観察・思考」してみてくださいね。
※「観察のための行為」は、「テスト」です。
 観察してデータを増やすために
 自ら行動してデータを取るわけです。
 他者観察だけだと、あなたがデータを取りたい行為を
 他者がしてくれるかどうかに依存することになります。
ー吉永賢一
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私も人間関係において、常にwin-winを意識しています。そして、それはどんな場合も可能だと信じています。しかし、多くの場合(ビジネス上の交渉や日常の人間関係において)実現が困難な現状があります。コビー博士が「理解してから理解される」と言っているように、win-winには高い次元での相互理解が必要だと思います。皆時間を惜しんで相互理解のためのコミュニケーションに十分な時間を割いていません。また、正しいコミュニケーションの方法すら知らない(教えられていない)のかも知れません。まずは、部下や家族の話をじっくり聴くことがwin-winの第一歩だと思っています。最後に、相手との交渉や人間関係がうまくいきそうにない時は良い関係のまま「(今回は)No Deal」という選択肢もありだと思います。