メダル数史上最多の38個!
銀座のパレードに50万人が押し寄せ
大フィーバー。
先日、終わったロンドンオリンピックは、
大盛況でしたよね。
ところで忘れてはならないのがパラリンピックです。
(8月29日~9月9日)
日本人選手は、20競技中16競技、出場選手は
134人で、メダルは計16個を獲得しましたね。
ところでその選手団の主将、アテネ大会陸上金メダリスト
の土田和歌子選手(37)をあなたはご存知ですか?
私は、ある講演会で土田選手の事を知りました。
彼女は、高校2年生の時、交通事故に巻き込まれ
下半身不随となり、車椅子の生活になったそうです。
1993年、アイススレッジの講習会に参加した
ことがきっかけで、アイススレッジスピードスケート
を始めてリレハンメルパラリンピックに出場します。
その後、本格的にトレーニングに励み、車いす陸上競技
に挑戦し、1998年の長野パラリンピックでは
メダル4個(金2、銀2)を獲得し、注目を集めます。
また、2004年アテネパラリンピックでは、5000mで
金メダルを獲得、日本人初の夏冬パラリンピックで
金メダリストとなったアスリートなんですよ。
そして2005年には、所属先のコーチの男性とめでたく
結婚。
翌年、幸運にも新たな生命を宿したのでした。
車椅子の生活になっても、子どもを受胎し、
出産する事はできたんですね。
「母体に負担をかけない為にも全身麻酔
して帝王切開で生みましょう」
ドクターからそう言われたそうです。
「ちょっと待ってください。多くの女性が自然分娩
で生んでいるのに、なぜ私はできないんですか?
私も生みの苦しみの向こう側にある生みの喜びを
味わいたいんです。」
「いや、それは非常に危険だ、命をかける事になる」
ドクターは言いました。
「今まで私の人生は命がけでした。
私のこの命を、お腹の我が子にかけないで
いったい何にかければいいんですか!」
彼女の強い意志に、ドクターは一緒にその困難
に立ち向かう事になります。
「今、できるありとあらゆる最善を尽くしましょう。」
出産に必要な体力作りは、歩けない土田選手に
とっては大変なことでした。
そして最終的に、土田選手は、困難を乗り越えて、
無事、元気な男の子を生む事ができたのです。
土田選手は、そんな想いで出産されていたんですね。
命とはなんて尊いのでしょう。
医学の進歩によって、出生率は上がりましたが、
本来、この世に命が誕生する事は、母体に
大きな負担かけた命がけの事なんですね。
もしかして私もこんな想いでこの命を授かった
のだろうか・・・。
お話しを聞きながらそんな気持ちになり、
いつの間にか涙があふれてしまいました。
生きているという事は、本当に素晴らしいですよね。
自分も人もそんな想いでこの命を頂いているのかも
しれません。
この命を大切に、これからも輝かせていきたいですね。
岡崎哲也
PS.
まだ、充分に熱く生きていない人は、
このジェームスの無料CDを聴いてみて下さい!
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人生がダイナミックになること間違いなしですよ。
土田選手のお話は、母としての想い、人間としての尊厳、アスリートとしての誇りなどいろいろ考えさせられました。もっとどこかの講演会で詳しい話をお伺いしたいなあと思います
馬鹿げてる。安全な方法があるのに、生みの苦しみの向こう側にある生みの喜びを
味わいたい、なんていう理由で命がけの方法をえらぶなんて。もしものことがあったらどうなるのか。自分勝手じゃないかね、あまりにも。美化する話じゃないだろう。
この方の事は、先日、アスリートの魂で観ました。この方は本当に素晴らしい人ですね。出産の事は、TVではありませんでしたが、車椅子マラソンで、石持続力は、練習量でカバーできているが、瞬発力、外国選手とのリーチの差、ラストスパートで順位を落としていく。その瞬発力を補う為に、夫婦で、チャレンジ。車椅子をこぐ、ホームを改造、もう特訓。(外国人並に、リーチを取る為に、 そして、400m 自己最高記録 58秒台を、2秒も縮めることができ、ロンドンオリンピックに挑む。自己との戦い、挑戦し続ける姿、チャレンッジする、オーラがでて、素敵でした。 家庭では、1児の母、主婦、外へでれば、挑戦し続けるアスリート。 学ぶところが沢山ありました。
岡崎哲也 様
良いお話をありがとうございます。
同じ話は知っていました。
知っていましたが、リアル感に
圧倒されました。
岡崎さんのコピー「ちから」に
感服しました。
白井敬二
母親になってみなければわからないことがあります。そして、もちろん、父親になって見なければ分からないこともあるでしょう。そして、子供を出産するということは、その後の子育てと直結しています。多くの人とは見た目やその他少々変わったところがある場合、他の人には分からないある種の自信を持っていたいものです。確固たる心の支えとでもいいましょうか。もし、産まれてきた子供が年頃になり、親のことで何か言われたら、親の持っている自信を手渡せばいいのです。誇りをもって!それが、家庭が受け継いでいく伝統ではないでしょうか?何かの分野を極めている人の行動を評価するのは浅はかです。
すばらしいお話ですね!命の原点・生かされていることへの感謝を改めて思いました。
忘れずに日々パワーに変換していきたいです。