自分がコントロールできること

杉本恵洋

From 杉本

「女房は、コントロールできる!」
「女房を、コントロールできるわけがない!」

何年か前、ある企業で、
時間管理セミナーを、
実施していたときに、
論争が始まりました。

「世の中で、コントロールできないものを挙げて下さい」
と言いますと、

「気候」
「日本の経済」とかに続いて、
「妻!」と発言した方がいらっしゃいました。

それを聞いて、
定年を間近に控えたぐらい、
と思われる男性が、
「女房はコントロールできる!」
と、大声でおっしゃいました。

すると、まわりの仲間から、
「そんなことを言っていると、
子供が独立するときに、
奥さんも一緒に独立していくぞ」
と言うような声が上がり、
「コントロールできる」
「コントロールできない」論争が、
勃発してしまいました。

時間管理に関して、こんな言葉があります。

「『時間管理』という言葉自体を誤りと考える。
なぜなら時間は管理できるものではない。
唯一管理できるのは、自分自身でしかないからだ。」

そうです、
コントロールできるものは、
自分だけです。

時間管理セミナーで、
目標について話し合うときに、
「上司に、・・・・を変えてもらう」などと、
自分ではなくて、
相手に変わってもらう目標を、
お書きになるときがあります。

しかし、それは無理な話です。

多くの人は、間違った思い込みによって、
コントロール出来ない事を、
できると、思い込んでいるときがあります。

自分がコントロールできる事を
コントロールしていく。
そこから時間管理が始まります。

しかし逆に、
コントロール出来る事を、
出来ないと思い込む人もいます。

たとえば、
「自分は~な人だから」と決めつけ、
自分自身をコントロールできない理由を、
作り上げたりします。

自分自身のことであれば、
改善するための目標は、作れますし、
達成できるのです。

もう一度申し上げます。

自分がコントロールできる事を
コントロールしていく。
そこから時間管理が始まります。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)


PS.
自分の人生で後悔しない人生を送るには、
このプログラムを実践するといいですよ。

http://www.nextleader.jp/the7habits/NL/

5 thoughts on “自分がコントロールできること

  1. かなりなるほどなと思いました。そう考えてみると、身の回りにあるものは管理できないものばかりですね。

  2.  自分をコントロールできる・・ってことは 無いと思います。
    90数パーセントが潜在意識の領域だから・・・自分の中でコントロールできると思っている顕在意識は 数パーセントに過ぎないのですから・・・自分自身をコントロールできないから、みんな苦しむんじゃないですか・・・。

    ex.明日は重要な日だから、早く眠らなきゃ・・と思っているのに、思えば思うほど眠れなくなる・・・自分を思うままにコントロールできれば、そういうことって起きないかも。

     自分の生活を 意識して管理するってことは 可能だとは思いますが・・・。

  3. 自分ならコントロールできる、と僕も思います。逆に他人をコントロールしようとするほうが、かなり無謀なやり方だと思います。同じ家族や兄弟でも同じ遺伝が通っても一人一人考え方も違うように腑に落ちることがらも異なるからです。そこを忘れて、現代社会では他人をコントロールしようとムキになって、恐怖政治でまとめたり言うことを聞かせたりなど、一時的なことや悪循環が螺旋状にどんどん悪くなていく泥沼にはまり込んでしまっている…現代社会の大きな問題点になっていると思います。さらに長引く不況がそれらの感情を助長しています。「自分がかわれば人も変わる」と言った決まり文句は宗教のみならず多くのビジネス本などでも必ずと言っていいほど書かれていて、中には頼んでもいないお説教という名でパッケージされた小言を垂れている著者も存在し、なかなか自分の腑に落ちる良質な情報が多くの方々に行き渡っていないのも現状です。私がコントロールに関することを助言する立場に立てば、まず、書籍などからの情報を自分の腑に落ちるものや印象に残ったものを中心に集める。そうすれば、少なくとも他人から押し付けられてきた方法論や納得のいかない事柄に関しては、負の感情の根源をかなり和らげることができると伝えます。人間の最もコントロールのやりやすい分野は「好き嫌い」「快不快」の感情であるとわたしは考えます。

  4. 先日、ママ友と話していて彼女が腹の立つ相手を変えようと作戦を練るので、ふと思いました。「相手はコントロールできない。コントロールできるのは、自分の感情」胸に湧いたコトバです。

  5. 時間のコントロールはもの凄く難しいことです。自分の場合は、「遅刻をしないこと」は絶対にできません。早く起床することならできます。ランニングも30年以上毎月300キロ走るなどトレーニングも長く継続できます。売上をあげるなら50倍にも上げることもあります。
    でも遅刻をしないというのは難易度が人によって全然異なります。学生の頃も、今も挨拶をしてくる人数が違う、早く行こうか、遅く行こうが、知り合いの数が多いからどの時間帯でも挨拶してくる人は多いし、一人ひとりの話す時間も自分と話す時間がその人が他人と話す時間より絶対に長い。遅刻をするのは悪いことで時間は守った方がいいけれど、どんなにがんばっても無理です。諦めました。その変わり結果を出す。スポーツでも仕事でも結果を出すことならできる。利益貢献することで簡便してもらおう。

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