鼻呼吸で血管が・・・

杉本恵洋

from 杉本

私は健康を保つことに、
とても関心があります。

それでいろいろな健康法を試しています。

少し前から、
「片鼻呼吸」というものを、
実践し始めました。

リラックスの一環と捕らえて、
やっていたのですが、
最近、片鼻呼吸が、
血流を改善させると言う文章を読んで
ますます熱心に実践するようになりました。

以前に医療機器業界の、
循環器科関連の機器を扱う部門で、
トレーナーをしていたときにも、
教えていたことなのですが、
血管に関することについて、
ご紹介します。

動脈は内膜、中膜、外膜の、
三層の血管からできており、

縮むとき、血圧が上がるときに、
血管の内膜の内皮細胞から、
一酸化窒素が血液中に放出されます。

この一酸化窒素は、
血管平滑筋という、
中膜を形成している筋肉を緩め、
血管を広げる働きをしています。

また、一酸化窒素には、
血小板が固まって、
血栓ができるのを防ぐ働きや、
カテコールアミンなど、
血管を収縮させるホルモンの働きを、
抑える働きがあります。

内膜の内皮細胞は、
年齢とともに減少し、
体内で作られる一酸化窒素も減少するので、
動脈硬化の進行が早まることになります。

ここまでは知っていたのですが、

最近では鼻の粘膜でも、
一酸化窒素が作られることがわかり、
口を閉じた状態で呼吸をすれば、
体内に取りこめることが、
わかってきたのだそうです。

さらに片側の鼻だけで呼吸をすれば、
効果的に一酸化窒素を、
体内に取り込むことができます。

片側の鼻で呼吸をすると、
鼻粘膜で作られた一酸化窒素は、
一度鼻腔内にたまり、
濃度の高い一酸化窒素が、
体内に取り込めるようになります。

私が学んだ方法は、
とても簡単で、
まず口を閉じて、
片方の鼻を指で押さえます。

それからゆっくりと吸って、
ゆっくり吐くことを10回、
それぞれ左右、
繰り返すだけです。

身体に備えられた驚くべき機能を
簡単な方法で
もっと有効化できるのは、
素晴らしいことです。

健康を維持する努力自体が、
私たちの幸福感を増幅してくれます。

前向きに生きて、
幸せをどんどん享受しましょう。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

PS
Dr・モルツのプログラムを通して、さまざまな考え方や
人生を好転する方法などたくさんのことを学びました。
是非学んでみられませんか?

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4 thoughts on “鼻呼吸で血管が・・・

  1. お世話になります

    私は少し寒くなってくると、すぐ鼻声になり鼻炎症気味です
    鼻うがいをはじめてから調子がいいので、
    鼻呼吸もさっそく実践します(^-^)

    呼吸に関する話は鼻から吸って口から吐くとか
    鼻をメインんにした健康の話は多いですよね

  2. これは良いことを知りました。
    一酸化窒素が体に良いことは、聞いたことがあります。
    フェリド・ムラド、ロバート・ファーチゴットとルイ・イグナロが、一酸化窒素のシグナル機能の発見により1998年のノーベル生理学・医学賞は授与されています。
    わざわざ一酸化窒素の産出を促進するサプリを購入して飲んでいますが、片鼻を押さえて深呼吸するだけでその効果が期待できるなら毎日の習慣にしたいと思います。

  3. 人体の神秘。人の体って、本当に精緻に精密に高性能に、よくできてますね。。。新しい機能を知ったら、習慣に取り入れて使いこなしたいです。ありがとうございました。

  4. あ~だから片方の穴しか通らないんですね。
    寝るとき横を向いていたらよくわかりますよ。下のほうの穴はまったく呼吸できないですもんね。体が勝手にやっているんですね。今も右の穴では、呼吸できません。

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