娘のことば、、

2012年11月某日

下の娘の幼稚園で、
体育参観がありました。

奥さんの体調が悪かったので、
代わりに僕が参加。

その日の内容は、
なわとびとボール遊び。

実は、うちの娘は、
それほど、なわとびが上手くないのです。

ってか、全然上手くない。

最初、僕の目の前で飛んでくれたのですが、
まったくセンスを感じさせない
飛び方をしていたのです。

・・・もちろん、その姿は
とてつもなくカワイイものではあったのですが、、

組対抗戦

そして、その後
3つの組でのなわとび対抗戦が
始まったのです。

ルールは簡単

それぞれの組から4人ずつ
前に出て、なわを飛ぶ。

その12人の中で最後まで
残った子どもが属している組が勝ち。

先に、5勝した組が優勝!
というもの。。

娘は、なわとびが上手いわけでもなく、
勝負事に関して、負けず嫌いさを
全面に出す子でもありません。

それほど期待もせずに、
遠くから見ていると、、、

「残ってる、、?」

華麗に、そして軽やかに跳んでいる子や、
明らかに運動神経の塊のような子どもたちの横で、
下の娘は跳んでいました。

変な飛び方ですが、一生懸命に。。

早々に脱落するものだと思っていたのですが、
意外にも、まだ残っているのチビッコたちの数が
半分をきっても、まだ跳び続けていたのです。

おお~!!

あまりに予想外の奮闘に、
見入ってしまいました。。

結果、。

もちろん、だからといって、
最後まで残れるほど勝負の世界は甘くありません。

しかし、明らかにその時点での
自分の実力以上の力を出した娘に
対して、労いの言葉をかけました。

そして、その時に発した娘の言葉に、
僕は、ある気付きを得ることになったのです。

X’mas

「今、がんばらないと、チビ象(今かわいがっているぬいぐるみ)の
プレゼントをサンタさんがくれないかなー、と思って、、、」

そう、娘はぬいぐるみの
チビ象のためにがんばったのです。

もちろん、娘ががんばることと、
サンタさんが、ぬいぐるみにプレゼントを持ってきてくれることに
全くなんの因果関係もありません。

しかし、そのなわとび対抗戦をしている時の娘にとって、
自分ががんばることと
チビ象も喜ぶことが=(イコール)だったわけです。

だから、娘は勝負の時に、
あんなにがんばれたし、
普段よりも、上手に長く跳べたのか?

ということに納得し、
この言葉を思い出したのです。

「達成すべき理由が充分に大きくなれば、
どこかの時点で、あなたの脳は「よし、やろう!」と
叫び、行動を起こし始める。

大切なのは、その夢を実現させる動機が
充分であるかどうかだ!」

ジェームス・スキナー

“なぜ”それを達成したいのか?
充分に強い理由があれば、
人はがんばれるんだな~、ということ。

それを、
小さな娘から、改めて気づくことができたのです。

なぜ、その目標を達成したいのか?
なぜ、その目標を達成しないといけないのか?
その目標を達成することによって誰が喜んでくれるのか?

そんな理由がバッチリ明確になっていれば、
人は、がんばれるんだと思います。

あなたの目標には、それを達成するための、
充分な”理由”はありますか?

ー飯村 匡博

PS.
僕の人生に最も大きな影響を与えてくれた
ジェームス・スキナー。
このCDでは他にもいろんな気付きが得られますよ!
www.jamesskinner.jp/JMS.php

6 thoughts on “娘のことば、、

  1. 娘さんの健気な姿、胸をうたれました。小さな子が一生懸命頑張る姿って、完全に無私無欲。尊い姿を大人に見せてくれます。

  2. 娘さんの必死な姿を思い浮かべました。目標を達成することが喜びにつながる体験は貴重だと思います。順位など関係ないですね!拍手!! ♥(o^^o) 。。

  3. 同じく小学生だった頃、成績の悪かった私に親が「90点以上取ったらミニカーを買ってあげる。」と言った。結構早い期間で90点以上をバンバン取れるようになった時のことを思い出します。受験でもいえますね。明確な目標がなければいくら親が「将来のために勉強しなさい。」と言っても全く説得力がない。「掛け算や割り算なら社会に出て使うだろう。でも
    こんな法的式の問題は絶対に社会に出てもつかわないよ。こんなもの出来るようになって、
    一体何の役に立つんだ!」と思うからできるようにならない。でも、将来医師になるという
    目標があれば、医科大学や大学の医学部で博士号を取得、その大学入試にパスするための
    基準となる高校、中学と逆算すると絵を描いたようにみえる。「今、これくらいの方程式は
    解ける基準になければ絶対に医大には入学できない。」自分の身近で医師や弁護士を目指す
    ものは親もその職業で小学校の上級くらいから目標とする。目標があるから、今やらないと
    いけないと実感があるから一定以上の学力が身につきます。子供は多少出来が悪かったとしても大人から見れば絶対に記憶力も運動能力もものすごく成長します。要は如何にやる気にさせるか、如何に「心の窓を開かせるか」です。逆に心の窓が閉じて勉強でもスポーツでも嫌いになってしまったらもうアウト。皆さんのお子さんが成長されることを期待します。
    子供は宝。大切に育ててください。

  4. 笑顔になるとともに、ちょっと感動で胸がつまりそうでした。

    小っちゃい子なのになんて愛情深い!

    飯村さんがどんなに素敵な子育てをされてきたかが、よくわかります。

    子供たちでも、事業でも、なんでも。。。愛を基にやっていったら凄いことが出来るんじゃ

    ないかな!?  わくわくしちゃいますね!

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