子どもを観察すると・・・

杉本恵洋

from 杉本

「やさしいね。
お姉ちゃんに抱っこしてもらって、
あおいちゃんが喜んでるね」と、
お母さんが言うと、
しずくちゃんは、満面の笑みを浮かべて
とても満足そうにしていました。

昨日の、友人とその子どものやり取りの
一場面です。

子どもたちのいいところを見つけて、
子どもをほめることは、
親の大切な愛情表現の一つです。

子どもは、親のことばに励まされて、
自分は認められ、
愛されているのだと感じます。

親のほめ言葉は、
子どもの心の栄養となります。

子どもの健全な自我形成には、
欠かすことができません。

子どもは、自分をほめてくれる親を見て育つことで、
友だちとの関係でも、
相手の良い所を認めて、
仲良くやっていくことの大切さを学びます。

こうして、子どもは、
相手の長所を認められる明るい子に育ちます。

親にほめられた分だけ、
人に好かれる子になるのです。

ただし、子どもをほめるのは大切なことですが、
うわべだけでは意味がありません。

本心からほめなくてはならないのです。

リトルリーグで、
野球の試合に負けた孫に、
私は、「頑張ったから、ええやん」
となぐさめたときのことです。

孫は、
言葉とは裏腹に、
悔しそうにしている私の顔を見て、
「本当は勝って欲しかったんでしょ?」と言って、
悲しそうな表情を浮かべたことがありました。

私はそのことをとても反省し、
何かほめるとか、
相手に取って、良いと思うことを言うときには、
本気でそれを言うようにしようと思いました。

最後に、子どもたちを良く観察することについて、
私が学んだ言葉をご紹介します。

「子どもたちの顔を一人ひとり、
一日の、ほんのわずかな時間でいいから、
心を込めて見つめてやろう。」

私の愛読書の「1分間パパ」の著者、
スペンサー・ジョンソン博士の言葉です。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

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8 thoughts on “子どもを観察すると・・・

  1. 子育ての話が出てくると思いませんでした。なんだかホットしました。

  2. 『何かほめるとか、
    相手に取って、良いと思うことを言うときには、
    本気でそれを言うようにしようと思いました。』

    自分に言い聞かせてるような優等生的なことばは、
    自分のためにも相手のためにも、よくないのですね。

    子供への対応だけでなく、大人にも当てはまると思いました。

  3. 杉本 恵洋 さま

    こんにちは。
    お世話になっています、坂井と申します。

    「子どもを観察すると・・・」を拝読し、
    コメントを投稿させていただきました。

    >本気でそれを言うようにしようと思いました。

    これは、本当に大切な事だと思います。
    「本気だからこそ伝えられる」とも思います。

    建前や、表面的なものは、相手に響かず、
    本音を率直に相手に伝えてこそだと思います。
    (相手にとって厳しいと思える内容であったとしても。)

    子ども達は、純真な部分があると思うので、
    子ども達も相手を観察し、見抜く力を持っていると思います。

    中途半端な(気持ちでの)声かけは、
    私はむしろしない方がいいと思うくらいです。

    本気、本心、本音、真剣が相手に届くと思います。

    これは、子どもに限った事では無く、
    老若男女全てに対してだと
    私は考えています。

       平成24年12月16日(日)
          坂井 真

  4. 子供は基本的には、褒めて育てて乗せるのがいいですね。運動神経にしても勉強にしてもまず
    好きになってもらって強くなりたい、賢くなりたいと思わせる。次にやればできるようになるのだということを脳裏に深く浸透させること。教える立場が大切なのは「絶対に強くなる。」
    「絶対にやればやっただけのことはある。」と自信を持って言い切ること。ただ、具体的なアドバイスもした方がいい。例えば格闘技の打撃で言えば、強いパンチでも蹴りでも必ずその人なりのベストの距離で体重を乗せて撃った時にもっとも破壊力を生む。だから、その距離を外すだけでもその破壊力は威力が減少する。近過ぎても遠過ぎても威力は半減する。相手が凄いハードパンチャーなら短距離ランナーのような瞬発力のすぐれた筋肉の場合は、長期戦に持ち込めば君の方が有利になるからしっかり防御力をつけさせるとか、体重の移動がうまくて
    パンチが強い場合はカウンターを撃てば対戦者の破壊力を自分がうまく利用できて相手にとってはもろ刃の剣なのだとか、納得できるように指導することです。指導の仕方で子供の人生は大きく変わります。大人は如何に効果的に教えられるかを楽しむといいと思います。
    いい子を育てましょう!

  5. 幼稚園の教師をしています。「ほめる」という言葉の中に、何か教師の望む姿に近づかせようとするニュアンスをずっと感じてきていました。「すごいね」「じょうずだね」と声をかければ、子どもはますますやる気になるからということで、オーバーにほめまくるなんて、とんでもないと思います。私は「ほめる」よりも、子どもを「認める」ことが大切だと思っています。どんな違いがあるの?と思われるかもしれませんが、子ども一人ひとり、それぞれの個性や持ち味は、私個人の価値観や見方では推し量れないところがあります。だからこそ、私自身がその子の光輝くものを見つけて、認めていくことの方が、自分の尺度で、その子をほめることよりも、ずっと価値あるものに思えるのです。ありのままの自分を認められた子どもは、きっと、ますます光輝くのではないでしょうか。

  6. 以前勤務してしていたバス会社の専務は、「よくやってくれている。」と社員を褒めているところを聞いたことがありません。私は、開口一番「お前、頭パー。」と言われたことがあります。このように社員を叱責している会社は、存続していくことが厳しくなるのではないでしょうか。

  7. 2人の息子の子育て中です。お孫さんとのやりとりを反省されているとのことですが、どのように言えば良かったと思われているのでしょうか?何を言うにも本気で伝えるとは具体的にはどのようなことでしょう?文面からは読み取れませんでした。出来たことを褒めるのは、結局は結果だけを重視していると伝わります。本当はがんばってきたプロセスが大切だと伝えていきたいことではないでしょうか。かと言って出来なかったときに、がんばったんだからといくら本気で言ったとしても伝わりませんよ。私は、気持ちに寄り添うのが大切だと心がけています。悲しかったな。あんなにがんばってたから悔しいよな。その気持ちわかるぞ。と、相手の気持ちに寄り添う。是非、お孫さんに試してみてください。

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