食後のダウン時間を短縮させる方法

吉永賢一
吉永賢一

吉永賢一です。

食べた後、眠くなってしまうのは
人間の生理現象です。

ですから、基本的には避けられません。

そしてこれは、夜眠くなるのと同様であって
目的にかなった仕組みだと思って歓迎しています。

しかし、必要以上の食休みの時間を
設けなければならないのも非効率だと思います。

現代は「飽食の時代」とも言われており、
食材を豊富に入手することができます。

したがって、定時に栄養を摂取することが可能です。

食べだめの必要性も低ければ、
貯蔵タイプの栄養を豊富に体内に
とどめておく必要もありません。

現代の状況において
食事時間に制限をもたらすのは
仕事や学校などの硬い(=自身の都合で変更がむずかしい)
スケジュールです。

なぜそうなるかといえば、
適切な食事時間のタイミングについて、
社会的な合意が形成されるほど
ハッキリとわかってはいないからです。

そこで、現状としては各自の体感に基づいて
食事時間を設計してゆくことになると思います。

ぼくは、たくさん食べると
調子が悪くなりやすい体質です。

小学校低学年のころは少食でしたので、
掃除がはじまってもまだ食べていました。

その状況に対処しようと思い
たくさん食べる練習をしました。

これは、1993年ころ(大学入学後、数年)
まで実行しました。

その結果、高校の頃にはむしろ大量に
食べることができるようになりました。

おかわりできることに
よろこびを感じました。

これも、コンプレックスがあったことによる
反動であると考えることができると思います。

それでも、食べた後の気持ちのダウンは避けられず、
現在では「いっぺんにあまり食べない」スタイルに戻しています。

食休みの時間を減らすための基本的な手法は
「消化の悪い食事を避ける」ことです。

現在のぼくの認識では、
消化が悪い食事になる主要な原因は、以下の3つです。

1:量が多い
2:固いもの、大きいものを、かまずに食べる
3:水分を同時に摂取している

ということは、対策は次のようになります。

1:いっぺんに食べる量を減らす。その代わりに、食事の回数を増やす。
2:大きな固いかたまりを食べることを避ける。よく噛んで食べる。
3:食事中に飲む水分を減らす。

胃で行う消化というのは、
胃液で行いますから化学反応です。

ですので、基本的には胃液との接触面積によって
反応速度が決まってきます。

ですから、よく噛むのと噛まないのとでは
反応速度が全く変わってきます。

塩のドデカイ結晶を溶かすのと
細かい塩の粉末を溶かすのとでは
溶け方が違いますよね。

それに似ています。

大量の食事をドカ食いして
噛まずに飲み込み、水分も大量にとれば
てきめんに眠くなります。

水分を同時に摂ると胃液が薄まりますから、
水を飲むのは食前30分以前にして、
食事中に飲むなら酢や(絞りたての、あるいは、冷凍の)
野菜ジュースなどにします。

これも、できれば100ml程度にとどめます。
しかも、食後に飲むよりも、食中のほうがいいと思います。

実は「食事中に大量の水分を飲む」食事法も
試したことがあります。

これは「流動性を高める」という考え方だと思います。

両方試した結果、ぼくの場合は
「水は同時に摂らないほうが良い」
という体感になりました。

現在では、食後もなるべく1時間以上、
できれば2時間、水を摂るのを控えています。

お酢は、酸性ですし、アミノ酸も
摂取できますから、おすすめです。

食休みの時間を減らすことに
関心のある方は、このような対策を1週間程度実行し、
ご自身の体感をもとに調整してほしいと思います。

この種のことには、個人差があると思います。

たとえば、ぼくにとって
生のキャベツと豆腐にえごま油としょうゆをかけて、
バナナ、にんじんジュース、海苔と一緒に食べる食事は
とてもおいしいです(この例は、ぼくの朝食の典型的なスタイルです)。

でも、おいしく感じない人も
たくさんいるだろうと思います。

ですから
「自身の体感をもとに、自分にとって有効なスタイルをつくりあげてゆく」
というスタイルを真似してもらえたらと思います。

一生の間、自分の身体と一緒にいるわけですから
あなたが、あなたの身体についての知識を持つことは
あなたのしあわせにつながると思います。

そしてこの「知識」の中で
とても重要なものが「あなたの体感」になります。

これは、あなたがデータを取るしかないことなのです。

この種の体感について、まわりの人に同意を求めても
それはあまり有効なことではないと思っています。

「自分本位」に自分の体感を重視して、
生活を設計してみてくださいね。

あなたにとって「良いスケジュール」とは
あなたの気分が良くなってあなたのエネルギーが
高くなるスケジュールなのですから。

ー吉永賢一

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3 thoughts on “食後のダウン時間を短縮させる方法

  1. まったくその通りで正しい意見です。でも実践するのは会社勤務で社内で目立つ人間だと相当な難しさです。できれば、食べる量を減らす。これは出来ないので食べる順番を①野菜②肉か魚のたんぱく質③パンやご飯などの炭水化物にすると太りにくくなるようです。ストレスでどうしても食べ過ぎてしまうこともあるので、食べ過ぎたらその後にウォーキングなどの有酸素運動をしてしまう。そうするとやっているうちに食べなくてもよくなってきます。また、やっている間に食べ過ぎた後だと体が思いと実感できて、「食べ過ぎてはいけない!」と納得できて次の日からの体調管理をする上でモチベーションが上がります。

  2. 「自分の体感」なるほどです!
    ダイエットのたぐいなどは、ついつい他人のすすめで動きがちでした
    ちょっと的外れな意見ですが参考になりました

  3. 食後のダウン時間はあまり気が付きません。

    私の場合は、時間がなければ、すぐに仕事にかかれます。
    時間があれば、その時間を休む。

    習慣かもしれませんが。

    吉永賢一様のコメントを意識して
    食事をしてみます。

    ありがとうございます。

    矢作 慧

    とう

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