記憶力がアップするハエ

杉本恵洋

from 杉本

1月25日のサンケイ新聞2面に、
「空腹なら記憶力アップ」、
という記事が載っていました。

読むと、
それはショウジョウバエでの実験で、

「空腹時にはハエでも、
人の血糖値に相当する
「糖濃度」が下がり、
インスリンの分泌が減る。

インスリンが少ないハエは、
記憶中枢の神経細胞で、
記憶に関わるタンパク質が、
活性化していることも判明。

人にもこのタンパク質があり、
似た働きをしている可能性があるという」
(サンケイ新聞 1/25朝刊)

ということでした。

適度な空腹は、
記憶力アップに、
貢献していることを信じて、
空腹を感じながら、
今この記事を書いています。

他にも空腹で、
良いことはないかと調べてみると、

金沢医科大学の
古家教授の言葉を見つけました。

「サーチュイン遺伝子は、
老化やがんの原因とされる活性酸素の抑制や、
病原体のウイルスを撃退する免疫抗体の活性化、
さらに全身の細胞の遺伝子を、
スキャンして修復するなど、
さまざまな老化防止機能を持っています。

1999年に、
マサチューセッツ工科大学生物学部の、
レオナルド・ギャランテ教授により、
酵母から発見されました。

その後の研究で、
この遺伝子を活性化すると、
ショウジョウバエの寿命は30%、
線虫の寿命は50%も、
延びることが判明しています。

そして、
『サーチュイン遺伝子のスイッチを入れる方法』が、
すでにわかっています。

それは、『腹ペコ』を我慢することです。

飢餓状態になると、
サーチュインが活性化されることが、
判明しています。

サーチュインが指令を出して、
ミトコンドリアや、
タンパクの凝縮したものなど、
細胞内にある老廃物を排除する、
オートファジーという機構が働き、
細胞が若々しくなるのです」
(金沢医科大学・古家大祐教授)

「腹ぺこ」を我慢することは、
良いことなのだ、
と信じて、
空腹を楽しもうと思います。

食事と食事の間を、
間食せずに、
しっかりとって、
空腹感を1〜2時間は、
感じるように頑張ります。

ある方は、
空腹を感じると、
腹筋運動をするのだそうです。

そうすると、
空腹感が一時、
なくなるのだそうです。

空腹感を楽しむ方法を、
すでに会得されている方に
お尋ねします。

その方法を教えて下さい。

よろしくお願いします。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

PS:
自分を変えるために
がんばらなくても成功する秘密はこちらにもあります。
http://www.0stresslife.com/zrl/


12 thoughts on “記憶力がアップするハエ

  1. 人類は最古の昔より飢えと戦ってきたようです。その状態は神経が研ぎすまされ、獲物をとるのに役立ったようです。満腹感より空腹感のほうが人間にとっては本来自然で健康的な状態ということがある本に書いてありました。確かにそんな気がします。少なくとも、食べ終わった後に「苦し~い」などという状態にはならないようにしたいと、たったいま決心いたしましたW。

    1. 私も、最近完全ではないのですが空腹というか、食事を低カロにしてやってます。やっぱいいですね、まず身体が良く動きますし、頭が常にしゃんとしてますよ。いいです。それと身体がスリムになるのと肌がつるつるになってきています。

  2. この記事の解釈に有りがちなミスを感じました。

    空腹になると血糖値が下がりインスリンの分泌が少なくなる
               ↓
    記憶中枢の神経細胞で、記憶に関わるタンパク質が、活性化していることも判明

    決して空腹が目的ではなくインスリンの分泌「インスリンの濃度」を下げる事が目的です。
    空腹は一つの手段ですから悪戯に飢餓感と戦っても何の効果も無いと考えます。
    例えば絶食して極度の空腹に至ったと仮定し、チョコレートを一つ食べた場合に血糖値は急速に上がり、膵臓からは基礎分泌以外の緊急用のインスリンが追加分泌されます。
    当然に空腹感は払拭されませんが、血糖値は上がりインスリン濃度は急上昇します。
    この状態においては「空腹」=「低インスリン」ではない事は明らかです。

    結論
    インスリンの濃度を下げる事が目的で有るからインスリンの分泌を促す炭水化物(糖質)の摂取を無くすれば満腹でもインスリンの濃度は最適な濃度に下がる。
    その後に運動当で不足したブドウ糖は肝臓から分泌されるから低血糖には成らない。

    参考
    インスリンの分泌を促さない食品
    肉、魚、チーズ、ナッツ、等々
    十分に満腹になれます。

    そもそも人体は飢餓に対する装備が沢山有っても、過食に対する装備は有りませんからひたすら膵臓がインスリンを出し続けて肝臓にため込むしか選択肢が有りません。
    中性脂肪を高くして肥満のみが待っていますから現在肥満の方はこれ以上の糖質摂取は自殺行為ですから直ちにインスリンフリーに改善して賢くて長生きを目指しましょう。
    空腹にフォーカスせずにインスリン濃度にフォーカスしましょうビジネスにおいても目的とプロセスを勘違いしてフォーカスしてしまう事は良くあります。

    そして無駄な苦行を好む事が日本では美徳とされがち?

    以上

    1. daniel さん、ご投稿ありがとうございました。

      私は自販機の飲料を1日に何本も飲み、チョコレートや果物や甘いものを食べ腹が苦しくなるほど大食いをして、いつも痩せているのに中性脂肪が基準値より高く、このままでは血管に老廃物やお米やそば、うどん、スパゲティ、パンなどのデンプンなどの糖質が体内の酸素が燃える熱で鍋の焦げるように茶褐色に焦げて、体内のカルシウムと結合して血管内に付着して、その結果、血管が細くなり詰まって、高血圧で足元が雲の上を歩くようなふわふわとした心もとない非常に不快な体調の日々になり、狭心症や心筋梗塞や脳梗塞や脳卒中で死ぬのは怖いので、最近は甘いものを摂らないよう心がけていましたが、daniel さんのお話で血糖値が高いと膵臓がフル稼働してついには損傷して猛烈な激痛で膵炎から一度壊れた膵臓は二度とふたたび修復されないことや空腹や満腹と血糖値の関係がよくわかり、今日からの食生活に画期的な参考になりましたので深く感謝申しあげます。

  3. 杉本恵洋さん、空腹健康長寿法をお話いただき、ありがとうございました。関連する詳しい事柄も調べて教えていただき大変参考になりました。
    同じ年齢の猿に満腹のエサと少量のエサを与え、写真で2匹の一方は若く、もう1匹は老けていて差が歴然でした。いかに小食や空腹健康法がすぐれているか、私は去年、テレビで見て知りました。今回、杉本恵洋さんのより具体的な方法を教えていただき、さらに確信を深め間食は止めて空腹時も我慢するのを実行しようと思いました。じゃんま さんのコメントも大変参考になりました。

  4. 81歳、もうすぐ82歳になります、この頃何となく頭がよくなった気がします、困った時じゃあこうしたらということがすぐに思いつきます、昔は下手だった料理がうまくなり、おいしいとよその方たちにほめられます、みんな適当にこれを入れてみようとすぐに味付けを思いつきます、適当なので2度とつくれないおいしいものがつくれてほめられます、其のほか何でもすぐ思いつきます。いったいどうしたんだろう?と 昔は普通にのんびりしていた時はなんて馬鹿だったんだろうと思います、今頃になってこんなに節約を思いつくなんて, むかしからこうしておけば。。。こんなにど貧乏にはならなかったろうに。でもど貧乏もありがたいことだったんですね。ど貧乏ばんざい。

  5. daniel さんのコメントについてですが、なぜそこまでムキになる必要があるのでは
    ないでしょうか?

    インスリンに関しては少々違ったことがあるかもしれませんが、杉本さんがお伝え
    したいことをしっかりと受け止めるべきではないでしょうか?

    お腹がなると、「おぉ、サーチュイン遺伝子ががんばってるなぁ」と思い、空腹を
    楽しんでます。

    以前は空腹は苦しいだけでしたが、色々と食事に関すること、ヒトになる以前の
    状態・細胞などを勉強してからは、空腹を楽しむことができました。

  6. 単純ですが、「お腹がすいている状態=気持ちいい」と自分の認識を書きかえたことです。

  7. 空腹になるとあせってました。筋肉が燃やされで痩せてしまう~
    痩せたくない私は、すぐ何かを食べています。でも、空腹をこらえるとそんなに良いことあるのですね。確かに集中力がアップするし、精神が研ぎ澄まされる感覚は経験があります。適度に空腹を感じてやってみます。とても参考になりました。

  8. 杉本さん、danielさん
    大変勉強になります。
    空腹でもそうでなくても何となく食べてしまう私にとって
    このメッセージは大切なものとなりました。

    というより解かってはいたのですが、何となく食べてしまうんです。
    意志が弱いのは承知なのですが、誰かに正面から言ってもらわないと
    なかなかその気になれないのです。

    そんなわけで、hangry is gold (空腹は金なり) を紙に大書して自室に貼ろうと思います。
    無駄な食事を減らせば
    1-出費が減る (直接的な食費軽減のみならず医療費も)
    2-健康になる
    3-頭がさえる
    まさに良いことずくめですね。

    毎回の杉本さんのメルマガは熟読するようにしていますが
    今回のメルマガはフラグを付けて保存しようと思いました。
    有難うございました。

  9. 体力仕事をしています。めちゃくちゃハラ減ります(^ ^)
    以前は合間合間に食べたいとも思っていたし、小腹空いたとか言って、お菓子やパンなど口にしてました。でも身体が重くなるんですよね。で、最近は水を飲みます。年末に尿管結石になったのもあって、水をとにかく取ろうとひたすら飲んでます。調子はいいですね。
    空腹感を楽しむまでには行ってないですが、帰宅してから、晩ご飯ガッツリ食べよう!とか途中で某牛丼屋のチーズ牛丼ガッツリ食べよう!とか楽しみを後に持っていってます。後は理性で抑えてますなぁ(^_^;)
    にしても、体力使い切った後のメシは本当に美味しいし、感謝、幸せです(^ ^) あ、ちなみに、このコメントの直前に食べ終えました。

  10. 夕食は特にストレスもあるせいか、食欲のまま食べてしまうとどうしても食べ過ぎになりがちです。そのまま食べ過ぎると今度は眠くなってきて、健康上、超える原因となります。
    なのでいっそのこと、一定量 食事が済んだら運動してしまうことです。ランニングだと
    食後にすぐにやるときついのでウォーキングがお奨めです。食べ過ぎた状態だとお腹が重く
    感じて食べ過ぎた実感がわくし、歩いているうちに空腹感がなくなります。人の体はどうしても少し間をおかないと満足感を感じないように飢えている期間の方が人間の歴史上、過食の期間より長いものだったせいでそのように出来ているらしいです。

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