ガラガラガラ〜

from 杉本

「ガラガラガラ〜」

1歳と3ヶ月ほどになる、
孫のエマが、
私がうがいをしているのを
じーっと観察しています。

そして自分にもコップを渡せと、
一生懸命訴えます。

水をちょっとだけ入れた、
小ちゃなコップを渡すと、
それを飲み、
吐く真似をします。

エマはいつも、
周囲に起こっていることに、
関心を持っています。

エマは、
私やばーば、
そして両親の、
行動や話していることなど、
身近で繰り返されるものを、
大好きなものとして、
吸収していっています。

私はエマに、
自分の良いと思ったこと、
伝えたいことを、
理解させようとするのではなく、
心をこめて繰り返すことが、
大切だと確信しています。

「こんなことを身につけてほしい」、
ということを見せることが、
自然に「しつけ」に、
つながっていくのだと思います。

エマの探究心を、
より良い方向に導いてあげることが、
じーじや、ばーば、
そして両親の、
義務であり、
特権であると思います。

ところで、
繰り返すことの大切さについては、
以前「脳の秘密、未来はどう変わる?」(NHK)、
という番組で、
学んだことがあります。

そこでは、天才棋士羽生善治の脳と、
アマチュア棋士の脳を比較して、
そのどちらの場合でも、
ものを考える前頭連合野というところは、
活発に動いていて違いはなく、
大きな違いが見られたのは、
大脳基底核尾状核(びじょうかく)、
というところでした。

この大脳基底核尾状核は、
行動の習慣化に、
関係するところなんだそうです。

天才の脳では、
この部位が活発に動いていたのです。

羽生名人の場合、
何度も繰り返し、
将棋に取り組むことで、
大脳基底核尾状核が刺激され、
その行動が習慣化された、
ということが分かります。

良い行動を、
家庭の中で、
子供たちに、
何度も繰り返し示していくと、
子供たちは、
その行動を、
習慣化していくことができるのです。

偉人たちもこう言っています。

「家は習慣の学校なり、父母は習慣の教師なり」
  福沢諭吉(日本)

「アメリカの未来は家庭と学校の手に委ねられています。
 子供が良くなるのも悪くなるのも、
 主にその受ける教育によって決まります。
 だから私たちには、子供に何を教えるか、
 子供の見ている所でどのような生活をするか、
 ということをよく注意する必要があるのです」
 ジェーン・アダムス(アメリカ)

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

PS.
良い行動を習慣化し未来を変えるにはこのプログラムが
おすすめです。
http://www.0stresslife.com/zrl/


4 thoughts on “ガラガラガラ〜

  1. は~、そうですね。頭ではわかっているのですが親として、とても責任をかんじます。

  2. 「家は習慣の学校なり、父母は習慣の教師なり」。

    確かにそのとおりです。でも、今は
    家の中が便利になり、安全、快適になったため、
    工夫したり、危険を避けたり、我慢したりすることを学ぶ機会が少なくなりました。

    多くの親は子供の先回りをして、危険を排除します。
    面倒なことをしなくて良いように、手助けします。
    そして子供は学ぶ機会を失います。

  3. 心をこめて繰り返す。なんとなくしていることに、心を込める。毎日、チャレンジするチャンスがありますね。

  4. 繰り返すことの影響力の大きさを知りました。
    テレビは良いことも流しますが、それ以上に視聴率と受けだけを狙って悪いことも繰り返し流します。
    最近はテレビをあまり見せない親御さんが増えているそうです。

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