見た？

先日、M1グランプリで漫才コンビ・笑い飯が
ようやく悲願の優勝を果たしました。

知らない人のために一応説明すると
M1グランプリというのは島田紳助が企画した
結成10年目までのコンビ・グループを対象とした
漫才のコンクール。

毎年、年末のこの時期になると
定例行事のように行われているイベントです。

そして、これに優勝した漫才コンビは
例外なく仕事がどんどん舞い込んでくるので
売れっ子になる可能性がグッと上がります。

そういうワケで結成10年目までの漫才コンビは
成功を夢見てこのM1グランプリに殺到します。

そんな中、笑い飯の二人は
毎年のように決勝まで駒を進めていて
今年を含めて10大会中9大会連続の決勝進出。

ミスターM-1とまで言われるようになっていました。

■勝てない・・・

ところが、この笑い飯の二人、
毎年優勝候補に数えられながらも
決勝で辛酸を嘗める結果に終わっていました。

肝心なところでなぜか負けてしまうのです。

実際、去年の鳥人（とりじん）というネタは
最高に面白くてシールを３つくらいあげたくなる
爆笑ものの素晴らしいネタです。

他にも腹がよじれるくらい面白いネタを
よく披露してくれるのですが
最後の最後で惜しくも勝てないのです。

そして、企画者の島田紳助からも、
もう笑い飯はM1では勝てないのではないか
という評価を突き付けられるまでになります。

■最後のチャンス

さらに、なんとも残念なことに
今年でM1グランプリ自体が終了。

今まで自分の目標にしていたことを達成できる
正真正銘、最後のチャンスだったのです。

だから彼らにとって今年こそはという想いは
今までのM1の中でも最高だったことでしょう。

実際、今年のネタだった
「サンタウロス」や「小銭の神様」は
とても面白かったと思います。

一説にはスリムクラブのほうが面白かった
という話もありますがそれはそれとして
ようやく悲願の優勝を手にしたわけです。

■明確な目標

彼らにはM1優勝という信念がありました。
優勝できないことをネタにするほどなので
普段から強烈に意識していたことが伺えます。

M1で笑いを取るための研究も相当したはずです。

彼らはなぜ９年間も努力し続けることができたのでしょうか？

それは目標が極めてわかりやすいからです。

こういった何かで１位を取るとか
ある資格を取るとかいった目標は極めてわかりやすく
それゆえ簡単に行動に落としこむことができます。

また、行動に落ちるので
目標へ向けて小さな成功を積み重ねて
モチベーションを維持しやすくなります。

モチベーションを維持できれば
行動を繰り返すことができ、その結果、
確固としたスキルを身に付けることができます。

明確な目標は行動を促します。
明確な目標はモチベーションを維持してくれます。
明確な目標は成功のスキルを修得させてくれます。

ちょうど、もうすぐ年が明けます。

もし目標があいまいならそれをわかりやすく
明確にすることで来年一年を
目標達成の年にできるかもしれません。

ー森兼

PS.
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