人間関係を変える1%の習慣

FROM 岡崎哲也

20代の若い頃、食事中、無意識に
ひじをついてしまう事があり、人から
注意されて「ムッ」とすることがありました。

自分の為に言ってくれているのは
分かっていても、素直に聞き入れる
事ができなかったんですね。

あなたはそのような経験はないですか?

約3年前、私が上京したてで知り合いが
ほとんどいなかった頃、あることを
意識し始めた事で、人とのご縁が
広がっていった切っ掛けがあるんです。

それはようやく仲良くなり始めた友達
数人とオープンカフェに行った時の
事でした。

その中の1人の女性がマナー講師の
先生と知って、私は少し引いたんですね。

マナーの指摘をされるんじゃないかと。(汗)

なぜなら今まで難しいマナーはあまり
意識してこなかったからでした。

ですが10分後、それは完全な間違い
だったと思い知らされます。

そのマナーの先生は、私たちにこんな
質問をされたんですね。

「例えばレストランに行った時、一緒に
食事している相手がナプキンを落としたら
あなただったらどうしますか?」

私は「落ちましたよ」と相手に伝えるか、
拾ってあげてお店の人に言って、新しい
ものを持ってきてもらうと答えました。

すると、究極のマナー人は、違う
そうなのです。

どんな事をするかというと、

『自分のナプキンもさりげなく落として
お店の人に一緒に新しいものを持って
きてもらう』そうなのです。

その理由は、大切な人に恥をかかせない
ために。

それを聞き、私はカッと目を見開きました。

相手が気付いていない小さな失敗を
見付けた時、自分もさりげなく失敗して
一緒に笑って、その場をやり過ごせる器を
私は持っているだろうか?

あるいは、私が気付いていない失敗を
誰かがさりげなく同じように失敗してくれて、
笑ってその場をやり過ごしてくれた人が
もしかしたら今までいたかもしれない。

それに気付けていただろうか?

もしも誰かからそんな愛情や思いやりに
気付けていなかったとしたら、何という
事だろう。

いろいろな場面とその人たちの顔が思い
出されると同時に何とも言えない気持ちが
込み上げてきたんですね。

これはマナーというよりも、『生き方そのもの』
と感じたからです。

「あなたを大切にしています」

どんなにあなたがそう思っていても直接的
表現よりも間接的表現の方が、相手の心に
深く伝わる場合があるんですね。

相手の事を本当に大切に思っていたら
自然と湧き上がる感情を見えるカタチに
した行動。

マナーとは、儀礼的な所作を超えた
「思いやりの心」だったんですね。

そう感じた後、些細な事に気を配るように
なっていきました。

特に、人からの思いやりに意識を向け始め、
ちょっとした集まりで乾杯やシメの音頭を
頼まれたり、人を紹介されたり、ちょっとした
お土産の心配りなどなど、本当にありがたい
と感じるようになったんですね。

そして、嬉しい紹介のされ方など、自分が
されて嬉しかった事を自分のできる範囲で
行動していったのです。

すると知り合いのいなかった環境でしたが
人間関係をスピーディーに作っていくことに
つながっていきました。

そこでもしあなたがそんな「おもいやりの心」
を学び、日々の行動を1%でも変えてみたら
人間関係はどのように変わっていくでしょうか?

あなたができそうな事を教えてくださいね。

岡崎哲也

PS.
新しい季節、「お金のメンタルブロック」を外すと
いままでとは違う価値観に気がつくかもしれません。
http://www.nextleader.jp/okazaki/money/

13 thoughts on “人間関係を変える1%の習慣

  1. マナーとは、決して堅苦しいものではなく、相手を自分と同様に大切にすること、思いやりの心、まさにその通りだと思います。そしてそれがその人のロイヤリティを形成していくのだとも思います。「品格」も、そのひとつだと思っています。さらに、静かな波のようにその波動を広げていくことで、周囲の人をも引き上げていく、それが大切だと感じました。素敵な記事をシェアしてくださりありがとうございました。

  2. 私も気づいていない思いやりの心を教えていただきました。
    ありがとうございます。

    多くの人たちと共感したいと思いました。

    Facebook及びブログでご紹介させていただいてよろしいですか?

    1. ゆうすいさん

      共感して頂いてありがとうございます。
      FB、ブログでぜひご紹介ください。
      共感の輪が広がれば広がるほど私も喜びます。(^^)

  3. 新しい土地に引っ越してきて半年、友だちと呼べる人もいない。。。と嘆いていましたが、岡崎さんの記事を拝読しハッとしました。自分自身、誰とも友だちになろうとしていなかったのだと。思いやりの心をもって、勇気を出して、少しずつ心を開いていきたいと思えました。どうもありがとうございます。

  4. なるほど~。
    究極の…ってのが奥が深いですね~。

    愛し方のレベルを感じました。

    ありがとうございます。

  5. 岡崎 哲也 さま

    こんにちは。
    お世話になっています、坂井と申します。

    「人間関係を変える1%の習慣」を拝読し、
    コメントさせていただきました。

    「例えばレストランに行った時、一緒に
    食事している相手がナプキンを落としたら
    あなただったらどうしますか?」
    に対して
    究極のマナー人は、
    『自分のナプキンもさりげなく落として
    お店の人に一緒に新しいものを持って
    きてもらう』そう との事。

    そういう発想が私には全くありませんでした。

    が、私は違うと思います。

    「ナプキンを落とす」可能性は、誰にでもあると思います。
    そして、ナプキンは落とさない方がいいと思います。
    無いほうが良い事は、最小限にとどめた方がいいと思います。

    相手に合わせて、わざと自分がナプキンを落とす
    という行為は、
    レストランが用意したナプキンを、ある意味無駄にする
    レストランの(準備における)気持ちを軽んじる
    事につながるんじゃないかと思います。
    お客として、レストランに対するマナーが出来ていない
    という事なんじゃないか、と思います。

    マナーというのは、当人を中心にして、
    全方向に対して存在するものであり
    全体を見据えた上で、最も良いと思えるものであるべきと
    考えます。

    私は、相手に合わせて、わざとナプキンを落とすような事は
    間違いなくしませんが、
    人それぞれ、受けとめ方や感じ方は有ると思います。

       平成25年 4月17日(水)
          坂井 真

  6. 非常に共感しました!
    私も、気配り、目配りに注意しながら
    思いやりの心を持って生活していきます!

  7. こんにちは、坂井 真です。

    コメント投稿後、表示されている投稿時刻を確認しました。
    約30分、遅れていると思われます。

    本コメントの投稿時刻は、当方の時計で、12:50です。

    システム時刻を修正した方が良いです。

  8. ナプキンの話は例え話であって、その通りにしろ、それが究極のマナーだ、と私たちに強要しているわけではないと解釈しています。
    本当のマナーとは何なのか、相手を思いやるとはどういうことなのか、を私たちに例え話によって教えてくれているだけです。
    ひとつひとつの具体的な場面でどう行動するかは人によりけり、その人なりの思いやりの態度で変わってきてよいと思います。
    とにかく、はっとさせらる良いお話でした。
    そういうマナーの表し方があるんだな、と目から鱗が落ち、自分の物の見方が変わりました。
    ありがとうございました。

  9. 相手の事を大切に思っている、という事は、様々な方法で適切に伝えていきたいと、強く思いました!

  10. 注文しましたが、いつ商品は届きますか?
    お知らせ下さい。お願いします。

  11. ナプキンの話はとてもいい話ですね。欧米の人はこういうやさしさを感じる人が多いです。
    欧米人との会食時にテーブルに肘をつくのはNGです。ゲップも避けたい。おならはそれほど
    悪くないそうです。でも欧米人は鼻をかむときの音はすさまじいのにびっくりすることもあります。テレビでも男性がちょっと見苦しい状況の時に女子アナウンサーが別方向を指差して
    人の視線をずらしたことがありますが、そのときにはちょっと似ているような気遣いを感じました。国や地域で文化の違いはありますが、気遣いは嬉しいものですね。

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