from 杉本
○幸福度とお金の使い方の関係
私の経験ではありますが、
自分のために、
高い買い物をしたときと、
妻や子どものために、
やはり高い金額のプレゼントをした時を比べると、
プレゼントにお金を使ったときの方が、
断然、幸福度が高くなります。
また、何にお金を使うかについてですが、
物にお金を使っても、
満足度は、長続きしませんが、
経験、たとえば、
家族とピクニックに行くことなどにお金を使うと、
幸福度が数倍高くなります。
脳の動きに関して書かれた書物を読むと、
人にお金をあげた時には、
お金をもらった時に反応する、
報酬系という部分が、
お金をもらった時よりも、
強く反応することがわかっているとありました。
○人に親切にする
だれかのために役立つ行動をして、
社会とつながりができると、
自己中心的な世界に風穴が開き、
重苦しい気持ちから解放されます。
人は人に親切にする方が、
絶対幸福になれます。
たとえば、お金を「自分のために使ったグループ」と、
「人のために使ったグループ」では、
後者の方が、幸福度が高くなるという研究もあります。
親切は人のためだけではないのです。
ボランティア経験のある若者は、
将来に高い期待を抱き、
自己評価も高く、
勉強へのモチベーションが高いと言えます。
人の役に立っているという誇りが、
向上心を生み出すからです。
だから、他人に親切するのは、
自分のためになるのです。
自分のためにこそ、
人を助けましょう。
○幸福な人を友達にする
ハーバード大学の研究では、
年収が100万円増えても、
幸福度は2%しか増えないことがわかりました。
また、世界トップクラスの上場企業のCEOと、
先進国の一般人の幸福度は、
それほど変わらないとのことです。
お金は必要ですが、
幸福度には、
思われているほど重要ではないのです。
日々の生活に幸せを感じている友人が、
一人増えるごとに、
幸せになる可能性は、
9%ずつ高まるとも発表されています。
自分が幸福になりたければ、
自分以外の人の幸福のために、
ある程度のお金や、
奉仕をすることが、
とても重要だと思うのです。
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS.
幸福を感じるためには、
このプログラムで学ぶこともおススメです。
http://www.0stresslife.com/zrl/
特にお金に困っている訳ではありませんが(裕福な方かもしれません)私はとても質素です。なかなか自分の為にお金を使えません。まして他人の為に使うのは、とても損をした気持ちになって数日引きずります。
自分の為に使う時は本当には必要なものに使いますので、満足感と喜びがあります。私はおかしいのでしょうか?
本当にその通りだと思います。お金の使い方は大切なのですね。
このように文字にしていただくと、とてもよくわかります。
ありがとうございます。
結婚して妻や子どもが現れて以来、自分以外の人に時間やお金を使うことに「損」の意識したことはありませんでした。仕事上でも部下のために時間を割くことが日常です。しかし、改めて今回の記事を読み、私が不満もあまりない生活を過ごせているのは、知らないうちに他人へ与えているからかもしれないと思い当たりました。今後は、意識して自分以外の人の幸せに関わって行こうと思いました。