真剣に売ろうとして商品を創る

吉永賢一

吉永賢一です。

「真剣に売ろうとして商品を創る」

ぼくにとって、こういう思想は
松下幸之助さんの影響が大きいと思います。

いつだったか忘れてしまいましたが、
おそらく、小学校高学年か、中学生だったと思います。

松下幸之助さんの御本に
「適正利益」の考えが出てきました。

この考え方は、まだぼくの中で
消化されきっていません。

「利益はもらうものなのだ」という考えは、
まだ、よくわかっていないのです。

つまり、ぼくの中には矛盾があります。

それでも、以前よりは
わかるようになってきていると思います。

松下さんの本をはじめて読んだときには、
「え、利益0の方が尊いんじゃないの?
自腹を切るのが尊いんじゃないの?」
という考えがありました。

しかしその後、「赤字覚悟」という言い方が
嘘だったことを知ったり、「原価で」と言いながら、
利益が出ているケースなどを知ったりしているうちに、

また、この社会の仕組みを考えたりしているうちに、
お互いに、相手の仕事を評価して、利益を与え合う
という考え方が理解されてゆきました。

自腹を切ることを、ひたすらつづけたら、
循環が実現しないので、いずれは停止してしまいます。

「どこで価値が生じているのか」
ということは、今でもよく考えます。

そして、システムとしては、
その「生じている価値」に相当する
評価が生まれることが望ましい。

そして、
「お買い上げいただく」
というのは最高の評価なんだなと。

なぜなら、まだ金銭は
十分に余っていないからです。

だからこそ、「身銭を切って買う」というのは、
本音レベルでの評価があるから、
あるいは、本音レベルでの期待があるからだと思います。

本音レベルでの期待があるからこそ、
期待を裏切られたら、失望が生じます。

いかにして、価格を超える期待を持っていただくか、
そして、その商品を使った後に、価格以上の満足を持っていただくか、
この2つのハードルが、両方とも存在すると思います。

そして、後者を軽視するのは不誠実であり、
前者を軽視するのは、相手に責任を
押し付けている感じがします。

真剣に売ろうとして商品を創ることは、
真剣に「買うに値するか、どうか」を検討している人の
気持ちに応えることになると思います。

そして、お買い上げいただき、
実際に使ってみて、価格以上の価値を
感じていただけるか、どうか。

これが、その後の発展につながるか
どうかを決めてゆき、松下さんの言葉で言えば、
「仕事は広がるようにできている」
ということだと思います。

ー吉永賢一

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2 thoughts on “真剣に売ろうとして商品を創る

  1. とても分かりやすい文章で今商品設計で頭が痛い私に響きました。記事を保存して度々見ようと思います。

  2. 「価格に対しての価値」の基準がしっかりしている人はあまりいません。実際に購入する決め手はデザインで見た目によることが多く、一定の期間を過ぎてしまうと忘れてしまう。ファッション系の商品だと特にそうです。食品に関しては同じ内容のもので価格差や量の差があると
    長期的にはいいものが売れ出すことも多いです。実感するのは本当にいいものを作るより
    よさそうに見えるものと作った方が勝ちます。ただし、供給側の見地に立てば、ブランドの価値を創造すること、ある程度高く売れる商品を作ることはイメージ広告などの先行投資が必要ですのでその点の費用はかけています。

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