失敗とどう向き合うか

 

From:ネクストリーダーチーム 近藤

あなたのお子さん
または部下が失敗をしたとき

どのような声かけをしますか?

「7年間で日本一13回を育成した奇跡」
「カリスマ指導者」と呼ばれる

原田隆史さんはこのように声かけをします。

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From:原田隆史

【失敗した人に対して、どんな「問い」を持っていますか?】

例えば、

あなたのお子さんのクラスでは、
毎週水曜日は漢字テストが
行われているとしましょう。

あなたは、漢字が得意ではない
あなたのお子さんと一緒に、
テストの前の晩に漢字の勉強をしました。

「よし、これで明日は100点だな!」

「うん、私がんばる!」

水曜日の晩、
家に帰ってくると、

あなたのお子さんは、
自分の部屋から出てこようとしません。

「おーい、今日の漢字テストはどうだった?」

「・・・20点やった(涙)」

さて、前の晩から一緒に
勉強したにも関わらず、

20点という点数だった
あなたのお子さんに対して、

普段のあなたなら
どういった声かけをしていますか?

「なんで20点なの」
「もっと取れるだろう」
「何やってるんだ」
「しっかりしなきゃな」
「なさけない」

もう終わってしまったテストに対して、

「なぜ」「どうして」

とその失敗の原因を責めるばかりでは、
進歩がありませんね。

そこで、タイミング良く、
効果的な質問を投げかけ、
その人の「思考」を導きだしていきます。

20点だったお子さんに対して、

「何やってるんだ」

と叱責し奮起を促そうとすることも
大切かもしれませんが、

それよりもさらに
大切な問いかけがあります。

それは、

「じゃあ、本当は何点取りたかったの?」

というものです。

本当はどうしたかったのか、
改めて聞かれることで、
思いがあふれてきます。

本当は頑張って勉強したのだから、
100点取りたかった。

本当はお父さんに喜んでもらうために、
もっと良い点が取りたかった。

本当の思いを聞き出し、その後、

「じゃあ、どうすれば良かったのか」
「今度はどんなやり方をすれば良いのか」

と質問し、最後まで
根気強く話を聞いてあげます。

「次は、前の日だけじゃなくて、毎日勉強する」
「次は、練習回数を5回から10回に増やす」

質問と対話を繰り返すと、
本当にやりたかったことだけでなく、

「本当はどうすれば良かったのか」

という、実際的な改善行動が生まれてくるのです。

失敗した部下や後輩、生徒やお子さんに対して、

「なにやってるんだ」

という憤りをぶつけるだけでなく、

「あなたは本当はどうしたいのか」

と問いかけてみてください。

思いを根気よく聞きだすことで、
失敗して深く悩んでいる人に
真剣に向き合うことができるのです。

「本当はどうしたかったの」

この一言で、大人も子どもも、
失敗に向き合い、乗り越える姿勢に
気付くことができます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

原田隆史

(原田研究所公式メールマガジン 「失敗とどう向き合うか」より)

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PS
この質問は自分が失敗したとき
うまくいかないときに使うと効果的です。

「本当はどうしたかったの?」

もし、あなたが今
本当に自分がしたいことを探しているなら
この原田さんの話を聞いてみてください。
http://www.nextleader.jp/HSD/

 

 

 

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