小さなことを積み重ねる

Fotolia_95630895_Subscription_XXL_convert_20151127131448From:ネクストリーダーチーム 近藤

あの人はスゴイな、、、
そう思うことはありませんか?

そのすごい人と
あなたは何が違うのか。

そのヒントがつかめるかもしれません。

それでは、今日の原田先生のお話を
読んで
みてください。

—————————————

研修講師、という仕事の名前があるか
どうかはわからないが、人前に立たせて
いただき、何かをお伝えするという仕事を
して早いものでもうすぐ12年である。

特に企業での研修の機会をいただく時には、
今でも毎回、新鮮な緊張感がある。

 

お勤めの企業の方針とはいえ、ご参加の
方々は「気になる仕事」とか「その日の
うちにカタをつけたい業務」や「急ぎの

案件」などを、とりあえずは横において、
研修に参加してくださっている。

 

だからこそ、「それでも参加してよかった」
「この学びを生かしてより良い売上に
つなげよう」「今日の学びがあったからこそ
うまくいった」と実感していただけるよう
にと、いつも考えて研修講師をさせて
いただいている。

 

さて研修やセミナー、講演でも、ご参加の
みなさんが「原田先生から聞きたい」と
言ってくださる内容には特徴が2つある。

1つは、やはり「感動」を呼び起こすお話。
そしてもう1つが「共感」を覚えるお話で
ある。

 

私は感動を呼び起こすために、私の実体験
である中学校教師時代の生徒との
エピソードをご紹介している。

また「共感」を覚えていただくために、
時には私の失敗談についてもお話させて
いただいている。

 

感動にも共感にも、聞いている人の心に
炎を灯す力があると私は思っている。

やる気、元気、勇気の炎である。

言い換えればモチベーション。
私もできる、僕も頑張ろう、
私もまだやれるのではないか、

もう泣き言を言うのはやめよう、
などの、聞いている方々の心の
スイッチが入るような、そんな力が
感動や共感にはあると、私は思っている。

 

私の話を聞いてくださった方から
よく言われるのが「原田先生にも、
やっぱり苦労された時代があったの
ですね」という言葉である。

 

いやー、苦労しましたねえ、とお答えしている。
例えば陸上競技日本一を13回、などのお話を
聞くと、「それは原田先生だからできたん
でしょう」と言われることがある。

 

当初は、そう言ってもらうのが嬉しかった
ことも事実である。

しかし今は、そうは思わない。
「いいえ、あなたにもできます」と、
心の底から信じてお伝えすることができる。

 

なぜなら、私は気づいているからである。
私だからできた、のではない。

私は、おそらく、その時代に陸上競技指導に
取り組んでいた人たちよりも、少しだけ多く
努力し、少しだけ多く何かを続け、少しだけ
強く何かにこだわったのだ。

 

だから、他の人とは違う結果を残すことが
できたのである。
私はこのことに気づいているから、
「あなたにもできますよ、ただし、誰よりも
努力した、という自負を持つことができれば」
とお伝えするのである。

 

陸上競技指導において、ある日突然、記録が
驚異的に伸びる、ということがあった。

例えばある棒高跳びの選手は、ある日突然、
ベスト記録を60センチ更新した。
それまでのベスト記録3M60が、4M20に。

 

これは、全国大会の参加標準記録突破という
だけでなく、全国に何百人といる「そこそこの
選手」から、一気に全国ランキングの上位に
躍り出る、ということなのである。

 

松虫中学校の選手には、そういった劇的な
変化がよく訪れていたので、多くの方は
そのことをとても印象的に思い、何か魔法の
ような練習方法やトレーニングがあるのか、
と思っておられたようだ。

 

しかし答えは簡単、「ある日突然、ブレイク
スルーがくる」とわかった上で、それを信じて、
ただ黙々と小さなステップを踏み、積み木を

積み上げ、一歩ずつゴールに向かって着実に
進んでいただけなのである。

 

私は、小さなことを積み重ねる努力こそが、
あらゆることの近道だと思っている。

 

つまり正しい道ということだ。
習慣づくりも、目標達成も、自分を変える
ことも、新しい資格を手にいれることも、
試験に合格することも、ダイエットも、
なんでも同じである。

 

大きなことは、小さなことが集まって
できているのだ。
これは、良いことにも悪いことにも
当てはまる。

 

大きな成功(例えば、営業成績支社No.1)を
作っているのは、その人が日々、黙々と取り
組んだ努力の成果であり、決して一夜にして
成し遂げたことではないはずである。

 

結果が出るのは一瞬だ。次の瞬間には消えて
しまう幻のようなものだ。

しかし、取り組んだプロセスは、経験となって
血となり肉となり残る。
永遠に残ると言っても過言ではない。

 

一方、大きな失敗についても、同様のことが
言える。大きな失敗を作っているのは、日々、
見て見ぬ振りをしてきた小さな失敗たち
なのである。

 

“1つの重大事故の背後には29の軽微な事故が
あり、その背景には300の異常が存在する”
(ハインリッヒの法則)

 

これは労働災害における経験則であるが、
私は自身の行動や人生においても
ブリッジングして活用している。

そしてこのハインリッヒの法則を180度
回転して考え、1つの大きな成功の背後にも
必ず、数十の小さな成功があり、その背景

には数百のもっと小さな小成功(努力や継続)
が必ずある、と睨んでいる。

 

だから、ある日突然のブレイクスルーが
起きうるのだ。

何かとても大きな成果を収めた取り組みや、
達成した目標について、ぜひ、取り組み
分析をしていただきたい。

 

その成功を導いた小さな成功、細やかな努力。
継続は力なり。確かな真実である。

最後までお読みいただいて、
ありがとうございました。

原田隆史
(原田研究所公式メールマガジン
「小さなことを積み重ねる」より)
—————————————

 

PS
積み重ねの習慣を身に付けたい方は
原田メソッドを一度試してみてください。
www.nextleader.jp/H20D/lesson/index_b.php

 

3 thoughts on “小さなことを積み重ねる

  1. ありがとうございます
    このお話に 同感いたします
    私は 末日聖徒イエス・キリスト教会の 会員です
    このお話を フェースブックで 共有  いたします
    有意義な  お話に 感謝します

              michio

  2. ある日突然ブレーク、というのは成功曲線のことでしょうか。
    ところで文字がうすい灰色なのは何かの意味でも?
    日本では灰色の文字は忌み事を連想させます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>