ピンチ?チャンス?

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こんな話を聞きました。
面接試験で本当にあったお話です。

その日は、東京のある会社の面接に、
長野県から二人の就職希望者が来る予定でした。

しかし、当日の天気はあいにくの台風。
新幹線は不通になり、
東京に出ることができなくなってしまったのです。

 

分岐点

 

大切な面接の日に、台風が来てしまうなんて、、
普通に考えれば、この出来事は、
トラブル、不運、アクシデントなどという
ネガティブな出来事に思えてしまいます。

しかも、相手は天災。
人間がどうこうできるものではありません。
「不可抗力」と捉え、
次のチャンスを待つ、というのが、
普通の判断なのかもしれません。

ところが、実際には、
この二人の面接希望者は、
まったく正反対の行動をとったのです。

 

パターンA

 

まず、一人目のAさんは、台風で新幹線が走らないことを
知るとすぐに、先方の会社に電話をしました。

「新幹線が走らず、伺うことができない。
日を改めてほしい」と

もちろん、会社の担当者も、事情を汲み取り、

「では、来週にしましょう」

と快く、別の日程を指定したのです。

 

パターンB

 

しかし、Bさんは新幹線が使えないことを
知ると、すぐに別の経路を調べはじめたのです。

そして、新潟経由であれば、倍の時間がかかるが、
何とか間に合う、と面接に向かったのです。

その結果。

Bさんは、時間ギリギリに到着できたのです。

当然、面接官は疑問に思いました。
しかし、Bさんが会社にたどり着くまでの
経緯を聞いて、納得できたのです。

 

面接の行方

 

翌週、Aさんが面接に現れた時には、
Bさんは既に仕事を得て、
働いていたということなのです。

==

 

上記の話は、実話だそうです。

この話で面白いところは、
Aさん、Bさんの学歴、能力、資格などには、
一切、言及されていないという点なのです。

それどころか、
Aさんが能力で劣っていたわけでも、
不誠実な行動をとったわけでもないのです。

 

ただ、同じトラブル、同じ不運に、
言い換えれば、同じチャンスに出会った
ということだけなのです。

違ったのは、
Bさんの態度、姿勢、熱意が
勝っていた、という点だけなのです。

 

確かに、能力や才能は重要かもしれません。
しかし、多くの場合は、
その仕事に取り組む姿勢や、情熱によって、
カバーすることができます。

面接に話にもあるように、
ほんの些細なチャンスやタイミングを
十分な情熱がある人だけが生かせることができるものなのです。

 

現代、そしてチャンスが溢れる日本。

金持ちになったり、
健康的な生活を送ったり、
幸せな人間関係を築くチャンスは、
誰にでも平等に訪れています。

 

しかし、そのチャンスを掴むのも、
見逃すのも自分次第です。

人生は、選択の連続です。

自分が今、どの行動をとるのか?
それを選ぶことができます。

 

今のあなたの状況は、今のあなたの選択の結果です。

これから、望む結果を得るためには、
あなたは、今日どんな選択をしますか?

 

ー飯村匡博

 

 

 

 

 

 

 

One thought on “ピンチ?チャンス?

  1. 78歳 人生の幕引き 考える年になりましたが 省みて あの時 この時 の判断で 今があると思いますが
    今の自分があることに 感謝すると共に 最善の判断の基準つくりが大切かと思います。
    動機善なりや 私心なかりしか 稲盛様の教えかと思いますが 自分の心情を磨き それで判断したのなら
    後悔しないことが 大切かと
    この期に及んで後悔なし として 旅立つ 之人生の達人なり。

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