感情のコントロール

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From:  ネクストリーダーチーム 近藤

 

無愛想な店員の態度にカチンときたり

大きなプロジェクトの
プレッシャーで不安を感じたり、、、

あなたも怒りや不安を感じることは
よくあると思います。

今日は、原田先生の
怒りや不安の対処法と生産性アップのお話です。

それではどうぞ。

 

——————–

喜怒哀楽。
日々わたしたちは様々の感情を生み出している。

感情は、無意識のうちに沸き出し、
一瞬のうちに私たちの心を満たす。

 

例えば、私がもっとも大きな喜び
(爆発的な喜び)を感じた瞬間と言えば、

中学校教員のとき、長崎の全国大会で、
女子砲丸投げのTさんが、
前日の男子選手に続き、
日本一を達成したときのことだ。

 

砲丸投げの決勝はまず3本ずつ投げてベスト8を決め、
そこからは記録の低い者から順に
更に3本(合計6本)投げて最終的な順位が決定する。

Tさんは5本目が終わった時点で全体の2位。
大逆転をかけて6投目にのぞみ、
その日のベスト記録を更新。

1位だった選手の記録もこえ、
1位に躍り出た。

歓喜に沸くチームメイトや応援団。
しかし、最後の一人が残っている。

 

静まり返る競技場。

応援するチームメイトも
保護者もみな必死で祈っている。

ザッというステップの音が響き、
彼女の投げた砲丸は、
Tさんが投げた場所とほぼ同じ位置に落ちた。

どうだ、どうだ、記録は。

 

電光掲示板に表示された記録は、
Tさんの記録より4センチ、短かった。

Tさんの大逆転日本一。
大歓声。悲鳴。泣き声。私の叫び声。

競技場からTさんが、
こちらを向いてにっこり笑い、
たくましくガッツポーズをした。

 

アドレナリンが出る、
という表現をよく聞くが、

あの瞬間こそが、
アドレナリンが大放出された瞬間だった。

とてつもなく大きな喜び。
体全体が感動に包まれ、
頭の先まで痺れるようであった。

 

そしてそのあとは、ガックと脱力する。
緊張から解放され、力が抜け、
ぼんやりとした時間が流れる。
(書いていて、またあの時の感動が激しく蘇ってしまった笑)

 

そういった類いの感動は、今の私のように、
あとから何度も思い出すことができる。

あの感動。蘇る周囲の景色。温度や湿度や香り。
いつまでも浸っているわけではないが、
時々取り出してみる大切な宝石のように、
私の心の大切な場所になおしてある。

 

皆さんと同じで、私も日々とても忙しいので、
そういった大切な感動や記憶について、
日常生活で改めて考えるということはほとんどない。

ふとした瞬間に蘇り、
私に元気や勇気を与えてくれる。

自分を高めてくれるリソースは、
自分自身の中にこそ存在するのだと
つくづく思う。

 

さてその一方で、忘れてしまいたい記憶や、
日々わき上がるマイナスの感情というものもある。

それは喜怒哀楽のうちの、
怒りや悲しみのことだ。

私も昔は短気なところもあり、
「カチンとくる」という表現を使っていたものだ。

しかし、今はカチンとくることは、
ほとんどない。

いや、カチンとくるかどうかではなく、
私は自分の感情をコントロールすることを覚えた
と言った方がいいだろう。

 

私も強い怒り、憤りや悲しみを
感じることは、もちろんある。

しかし、大逆転優勝の瞬間に
喜びに身を任せたようには
怒りや悲しみに身を任せるということはしない。

怒りの感情が湧いたとき、
「私は今、怒っているな」ということは
自分でも分かる筈だ。

 

そのときに、「そうだ、怒っている。許せん!」と
さらにその感情を押し進めるのか

「そうだ、怒っている。よしちょっと待てよ」と
自分に話しかけ感情をスピードダウンさせるのか。

この「怒り」というマイナス感情を
自覚した瞬間の対応が、実はとても大切なのだ。

 

昔の私は、怒りを(自分でも気付かず)
スピードアップさせていた。

自分では冷静に対応しているつもりだった。

自分は怒っているという状態なだけで、
極めて冷静沈着だ、と考えていた。

しかし実際は、怒りという感情に
支配されていたのだと思う。

 

今の私は、怒りを感じた瞬間
「お、怒りの感情がやってきたぞ」と
自分の意識のフォーカスを
自分の内部に当てるようにしている。

「さてこの感情を、どうしようかな」と
手の上で「怒り」を転がして
様子を見て、吟味する。(イメージである)

 

「よし、燃やそう」と決める。
そして手の上にある「怒り」を炎で燃やすイメージをする。

「燃えている、燃えている、燃えている」と
セルフトークを繰り返すと、
本当に手のひらが熱を持ってくる。

「熱いっ」と感じた瞬間に
手の上に乗っていた「怒り」を投げ捨てる。
これで怒りは、私の中からなくなる。

 

文字で読むと、へーなるほど、と思うが
実際にやってみると、とても難しい。

もちろん、繰り返しの訓練が必要である。

 

以上は、私のやり方だ。

私が言いたいことはつまり
感情はコントロールできる
ということである。

空しさ、悲しみ、怒り、嫉妬、不満、恐怖。

自分にとってマイナスだなと思う感情に
私はできれば支配をされたくはない。

 

しかし、だからといって、
そういった感情を持たないように
生活することなどできない。

人生はつねに、
プラスマイナス50と50。
全てはバランスである。

だから、私はそういった
マイナス感情とも上手に
付き合いたいと思っている。

 

マイナス感情は、
いわゆる「付き合いにくい相手」である。

付き合いにくい相手や、
気の合わない相手と接するとき、

私たちは思わず
「相手を自分に合うように変えよう」
としてしまうものだ。

しかし、世の中の唯一無二の真実
それは「私が変えられる人間は、私だけ」である。

 

だから、怒りを無理に喜びに変えようとは思わない。
悲しみの意味付けを変えて幸福にしようとも思わない。

ただ自分ができることは、
湧いて出たその怒りという感情に支配されないように
自分自身をコントロールすることだけである。

 

私はそのことに気付き、
長い時間をかけてトレーニングを繰り返し
感情をコントロールできるようになってきた。

その利点はたくさんあるが、
有形的なことで言えば、
生産性が高まること。

そして無形的なことでは
自己肯定感と他者への労い・感謝の気持ちが
増すということである。

 

皆さんも是非、お試しいただきたい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

原田隆史

(原田研究所公式メールマガジン 「感情のコントロール」より)

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PS
感情をコントロールする習慣を
身に付けたいなら
これを見るのがオススメです。
http://www.nextleader.jp/H20D/lesson/index.php

 

2 thoughts on “感情のコントロール

  1. 仕事でも趣味でも、練習や実践を重ねて上達してゆくものと思う。しかし精神面を訓練させるためには、自己の感情のコントロールが必要不可欠なのだと、改めて思わされました。ありがとうございます。

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