結果の出る努力、出ない努力

 

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From:  ネクストリーダーチーム 近藤

 

努力にはの2つのタイプがあります。

それは、

結果の出る努力
結果の出ない努力

どちらも一生懸命頑張っていますが
ちょっとした違いで

結果も出ず、評価もされず
あなたの頑張りがムダになってしまうものです。

今日の原田先生の話は
結果の出る努力です。

 

——————–

「主体者意識を持つ人は自分の努力不足に気付き

被害者意識を持つ人は能力不足を嘆く」

今日はこのことをテーマにお話をすすめたい。

 

努力不足と能力不足。このお話をすると
多くの方が「なるほど!」と電球のスイッチが
入ったような表情になり

我が意を得たり!と膝を打ち
何かの課題や困難にぶつかっても
努力して克服しよう
と決意を新たにしてくださる。

 

私は、講演や研修では、
多い時で一度に1000人ほどの方に
お話をするという機会をいただくこともある。

私の話を聞いて、いい話だった、大いに参考になった、
感動した、賛同できた、なるほどと思えた、
というお声をいただくことはもちろん、
大変嬉しく光栄なことである。

 

しかし、私が目指しているゴールは、
そこからもう少し、先にある。

つまり、だからどうするのか
ということなのだ。

 

いい話だった、参考になった、
だから講演会の会場から出た後、
何をしますか、何に取り組みますか、
何を変えたいですか。

私のお話を聞いて、
早く行動したくてたまらない
となっていただくことが
私にとっての一番の喜びであり
また目指すところであり
さらにいうなら、自分に課した使命なのである。

 

努力不足と能力不足の話を聞き
そうだ、私は主体者を目指すのだから、
何かうまくいかないことがあっても、
能力不足を理由にせず、
努力が足らなかったからだと自己反省し、
さらなる努力を補う学習を厭わないでおこう。

と考えてくださった方が
ではいったい、何をするだろうか。

 

どんな行動をするのだろうか。
どんな工夫をするだろうか。
ご自身の努力不足を埋めるために
どんな改善に取り組まれるのだろうか。

お話を聞いてくださる方には
そこにたどり着いてもらうことを目標に
私は話をさせていただいている。

 

さて、努力不足と能力不足。

 

中学校教員だったときの最後の勤務校は
50メートル走のトライアルにも困るほど
小さなグランドの学校であった。

グランドが小さいから、走る練習ができない。
走る練習ができないから、陸上部は強くできない。
こんなグランドで、いい練習なんてできるわけがない。

と、私が考え、その考えのもとに行動していたなら
今の私の姿はなかっただろう。

 

小さいグランドだからこそ、できることはないだろうか。
走る練習には不都合があるとしても、
他の見方をすれば長所や利点はないだろうか。

小ささは不便さ、ではなく、
何かと比べるから小さいと感じるだけであって、
目の前にあるグランドの状態を
最大限に生かすことに集中すれば
とても良い練習が生まれるのではないだろうか。

 

そこで、フィールド競技に特化した
部活動を展開したのである。

そのための工夫を重ねた結果、
全国から多いときで1度の見学会に
800名もの方が来られるようになった。

システマチックな練習と
生徒主体の実践である。

回想するに、だから13回の日本一を
生んだ練習と環境ができあがったのだ。

 

 

つまり、私にとっては

「努力不足を嘆く」とは
工夫をしないことであり

「能力不足を嘆く」とは
環境や他者のせいにすることである。

努力不足とは、工夫をあきらめることである。

結果が出ないときに
同じやり方で努力を続けるのは、
残念ながら努力とは言わない。

それは工夫が足らない、というのである。

 

結果を出すために、
やり方の工夫をし続けるという努力。

そしてもう一つ大切なのが
結果を出せる自分の能力を高める、という努力。

 

主体者意識の高い人は
ネバー、ネバー、ネバーギブアップで
工夫を続け、その過程を楽しむ。

 

被害者意識を持った人は、
能力や環境のせいにして自己完結する。

 

主体者意識を持った人は
努力できる自分と未来に期待していて

 

被害者意識を持った人は
自分以外の人の努力と偶然に期待している。

 

さてあなたは、どちらの人になりたいですか。

そのために、何をしますか。

 

この文章を読んだあなたが
何かの工夫に取り組んでくださることを願いつつ。
今日はここまで。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

原田隆史

 

(原田研究所公式メールマガジン 「努力不足と能力不足」より)

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PS

高みを目指し、努力し続ける
習慣を身に付けたいなら
この本がオススメです。
http://www.nextleader.jp/harada_method/H20D/

 

 

 

One thought on “結果の出る努力、出ない努力

  1. いつも貴重なお言葉ありがとうございます。
    私はネバーネバーギブアップの精神を持った
    主体者意識を持った人間だと思っていました。
    が、自分以外の人の努力と偶然に期待している被害者意識を持った人であることに気づきました。
    ありがとうございました。

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