From: ネクストリーダーチーム 近藤
「心・技・体」
あなたも一度は耳にしたことが
ある言葉だと思いますが
あなたはどれが
一番重要だと思いますか?
原田先生は
多くの方がこの重要さに
気づいていないとおっしゃっています。
この話を知れば
あなたのより高いパフォーマンスが
出せるでしょう。
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「心を鍛える」ということについて
今日はお話したい。
「心・技・体」というのは
スポーツの世界でなくてもしょっちゅう耳にする言葉だ。
この3つの要素をバランスよく高めることで
相乗効果による調和がとれ
より高いパフォーマンスへと繋げることができるのである。
私はここに「生活」という要素をプラスした。
「心・技・体・生活」である。
心を鍛え、技を高め、体力をつけても、
生活が乱れていては、
最高のパフォーマンスなど望めるはずもない、
ということは、話を聞いてみると
納得するしかないことであるが、
果たしてそのことが本当に理解できているかどうかは、
以下のような質問をすればすぐにわかる。
研修会などで、私はこうお尋ねする。
「心、技、体、そして生活。
この4つが大事というのはみなさんご理解くださいました。
では、心、技、体、生活、の中で
どれが一番大切ですか?
二番目に大切なのはどれですか?
三番は?四番は?番号をふってみてください」
「一番大切だ、と思ったものはどれですか?
手を挙げてください。心の人、技の人、体の人、生活の人」
と聞いていくと、さて、どの答えが一番多いと思われますか。
年齢層によって多少ばらつきは見られるが
どの世代でも圧倒的に多いのが
「心が一番大切」
という答えである。
次が「生活」
三番目以降はバラバラであるが、
20代の新人は「技」
すなわち初めて学ぶ仕事のテクニカルな技術を上げる。
また40代50代の管理職の方々は
「二番目は体力」と答える方が多いのは
私なども大いに共感するところである。
さて、質問はまだ続く。
「では、その一番大切だ
と思う要素を育て高めるために、
あなたは何をしていますか?」
ここで、多くの方が「えっ!」という顔になり、
頭をぽりぽりとかいて、うーんと悩んでしまわれる。
技は、オンザジョブトレーニングを受けたり、
専門書を読んだり、あるいは仕事の中で指導を受けたりして、
ほとんどの場合、自然に高まっている。
体は、ランニングをしたり、
ジムに通ったり、ヨガを習ったりしている方も多い。
しかし、大事だと思っているはずの、心については、
「一生懸命頑張ります」や「根性で」「集中して」や
「何があっても」などが心の強さだと結論づけ
とにかくやること、がむしゃらに続けることが
心の強さであると思っている方が多いと感じる。
心は大事だと思っているのに、
実際はほとんどの方が心のトレーニングを放置しているのだ。
また、「生活」については、
「そもそも、生活を高めるってどういうことですか?」
という質問をされる方も多い。
技や体力は、見えやすく、だから変化も感じやすい。
技(スキル)なら、何かができるようになるとか、
1時間かかっていた作業が30分でできるようになるとか。
体力も同じである。
3キロしか走られなかったのが
5キロまでならいけるようになった。
10キロ泳げるようになった。
時間はかかるかもしれないが、
それでも変化がわかりやすく見えやすい。
だから、やる気が起きやすいのだ。
しかし、見えにくく掴み所のない
「心」や、漠然とした「生活」を高めるためには、
何をしたらいいのだろうか。
物事の概念があまりにも大きくて
ぼんやりして見えるときには、
小さく部分で捉えればよい。
私はいつもそうやって考えるようにしている。
心は、鍛えられる。
そして心を鍛えて強くするには、段階がある。
段階を作ればよい
といった方がいいだろうか。
体や技と同じで、時間はかかるが、鍛えられる。
何かをすれば変化が目に見える
ということを期待するのではなく
「これをすれば変化が起きる」と考え、
そのことに愚直に取り組む。
これが心の鍛え方の真髄だ。
具体的には、心は以下の5つの段階を経て
どんどん強くなっていく。
1)心を使う=4観点の目的・目標を設定しイメージを明確にする
2)心をきれいにする=奉仕活動、清掃活動、「再建の三原則」
3)心を強くする=できることの継続
4)心を整理する=未来志向、過去の失敗にいつまでもとらわれない
5)心を広くする=感謝の気持ちを持つ「ありがとう」
つまり、
1)最初に、どうなりたいのかの理想を描く
2)その理想の実現に、真剣に本気で取り組む態度と姿勢を形作る
3)やると決めたことに例外なく取り組む(これでかなり強くなる)
4)うまくいかない時も、すぐに落ち込んだりあきらめたりしないよう、
日々をリセットするつもりで自己分析と改善を繰り返す
5)自分一人でやれているとは決して思わず
周囲への感謝の気持ちを強く持ち言動に移す
さらにまとめるなら
究極は自己肯定感と他者へのリスペクト。
これにつきるのだ。
仕事で成果を出し、人間的にも素晴らしい人。
それが「自立型人間」だ。
自立型人間は
「未来を見据えて今に集中し」
「周りの人に感謝し」
「周りの人を尊重している」
というのが、大きな特長なのである。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
原田隆史
(原田研究所公式メールマガジン 「心を鍛える1」より)
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PS
自立型人間を作り出す
メソッドはこちらから学べます。
http://www.nextleader.jp/harada_method/H20D/
いつも楽しく読ませていただいています。2点教えていただきたい。
1つ目は、近藤様の「心・技・体・生活」の1~4位はどのような順位ですか?
2つ目は、「生活」についてもうすこし知りたいです。「心」のところの「清掃活動等」も該当するのでしょうかね。具体例等がありましたらご教授いただきたいです。