未来を描くということ

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From:ネクストリーダーチーム 近藤

 

2017年も4ヶ月近く経ちましたが
新年に立てた目標の見直しは行っていますか?

目標を一度立てて
そのままという人が多いですが

定期的な見直しをすると
より効果的です。

今日の原田先生の話を読んで
ぜひ目標の振り返りをしてみてください。

 

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私は皆さんと同じように、定期的に自分の
未来である「目的・目標」を手入れしている。

 

手入れをするとは、具体的には、
・  目標(数値目標)の更なる上方修正
・  スモールステップとしての期日行動の見直し
・  毎日取り組むルーティン行動の見直しと効果測定
などを行う事である。

こういった手入れを、私は主に短期・
中期的(3か月〜1年)の目的・目標に
対して行っている。

 

目的・目標が短期のものであればあるほど、
一日一日の取り組みこそが重要であるという
ことが、身にしみてわかる。

 

何があっても達成したい
目的・目標があるなら、

毎日、真摯に、真剣に、
愚直に、本気で、全力で取り組むことが、
実は一番の近道なのである。

 

では、長期的(1年以上〜5年や10年)な
目的や目標に対して、私は何をするかというと、
まさに「未来を描く」ことにしている。

 

「描けば叶う」それは、魔法でも何でもない。

描いた通りに叶っていくというのは、つまり、
「描いた事を実現するために行動する、生きていく」
ということだからである。

 

だから私は、
「まず、未来を描きなさい」と
伝えることにしている。

どうなりたいのか。
なにをしたいのか。
どこへ行きたいのか。

 

それをまず、自覚する事が重要なのだ。
それが、叶う可能性が高いか低いかは、
その時点では考える必要はない。

とにかく、まずは「描く=考える」のだ。
描いてみるからこそ、
現実の自分とのギャップも見えてくる。
ギャップが見えてくるからこそ、
何をしなければならないかがわかる。

 

不安も大きくなりイライラと焦る。
しかし、希望も生まれる。
希望は、モチベーションとなる。

未来は、今よりもきっと良くなるはずだ、
という思いは、未来へ進む前向きな気持ちと、
今、目の前にある現実に立ち向かう勇気をくれる。

 

だから「まずは、未来を描く」のである。

 

弊社で主催した、あるセミナーに参加した学生たちの、
未来の描き方は大変興味深いものであった。

ある大学で、日本一を目指して陸上競技に
取り組んでいる女子学生が、セミナーの中で
目的・目標を用紙に記入していた。

どんなことを書いたかと見てみると、
「○○大会で日本一になり、ロンドンオリンピックに
出場できたらいいなと思います」
と書いてあった。私はすかさず言った。

「これ『いいなと思う』やったら、アカンね。
それは目標とちがうな。断言せなあかんねん。
書き直してみなさい」

すると、女子学生の手がとまった。
「どうしたんや」と聞くと、彼女の答えはこうだった。

「断言するのが、怖いです。
断言すると、やらなければならない。
『こうなると良いな』と考えている方が、気が楽です」

 

私は言った。
「絶対やらなければならないから、目標やねんで。
こうなればいいな、は夢や。あなたが言う通り、
断言するには『覚悟』が必要や。

本気でロンドンオリンピックに行きたい、
いや、行く、何があっても行く。

自問自答して、本当にそう思えるなら、
文末の表現を変えてみなさい」

 

その場を離れ、観察していると、ペンを握りしめ、
数分ほど逡巡した後に、やがて彼女は手を動かして
文字を書いた。

セミナー終了後に彼女の目標を見せてもらった。
「○○大会で日本一になり、標準記録を突破して、
ロンドンオリンピックに出場し、人生最高の幸せを
たくさん味わっている」

 

彼女に感想を聞いてみた。

「断言する文章を書くのは、正直、決心がいりました。
腰を据えて自分の本心と向き合い『出場する』と書き、
その時の幸せな様子や気持ちを想像すると、
モチベーションが一気に高まりました。

そして何をすれば良いのかが見えてきました。
達成のための具体的な行動が明確になり、
なんだかすっきりしました」

 

私は、未来を描く一つの方法として
ビジョンマップという
文字と絵を使った方法を用いている。

イメージが広がりやすく、湧きやすい。
一つのイメージが、別のイメージを連れてくる。
そして1年後、3年後、10年後の未来が
どんどん浮かんでくる。

そのビジョンマップにあらわれる
大小様々の目的・目標を
私は原田式長期目的・目標設定用紙に
文字で落とし込む。

何をしたら良いかが明確になる。
具体的に書く事で、覚悟が定まる。
やるしかない、何があってもやるぞ、
というモチベーションが湧いてくる。

 

未来への大きな希望と、明確な行動を生む
覚悟とワクワク感。どちらも揃うからこそ、
目的・目標は達成されるのである。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


原田隆史

(原田研究所公式メールマガジン「未来を描くということ」より)

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One thought on “未来を描くということ

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