4月4日にやると効果的な１つのこと

From：ネクストリーダーチーム　近藤

新年度のスタート。

4月4日の今日、是非やっておくと
効果的なことを原田先生が
教えてくれています。

是非、あなたの職場でも
試してみてはどうでしょうか。

それでは、読んでみてください。
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さて、新学期、新年度である。

私は中学校教員時代、３つの中学校に勤めた。
いずれの学校でも、私が赴任した初日にしたこと、
それは「学校探検」である。

印刷室はどこ、保健室はどこ、などを確認するだけではない。

死角はないか。
いかにも生徒が「たむろ」しそうな場所はどこか。
生徒が座り込みそうな場所はないか。
外から壁を乗り越えて、誰かが侵入できるような
場所はないか。生徒指導の観点から、
私は危機管理（準備）をしようと、学校を隅々まで歩いた。

 

そして、勿論、自分の教科指導と部活動指導の舞台となる、
体育館・格技室・運動場・プールをくまなく点検した。

授業や部活動での、生徒の活動を鮮明に
イメージしながら、何ができるか、
何をしなくてはいけないかを、
どんどんメモしていく。

最後の松虫中学校に転勤した時の
「探検メモ」は、以下のような内容だった。

 

・全校集会、グランドでやらない、体育館でやる→集中できる
・校庭の周りは、雑草で一杯。すさみが身の回りにたくさんあるので至急除草する。そしてすさみを除去しよう。
・グランド狭い、なにができる？
・格技室の横の狭い空き地をどう使おうか（砲丸投げ練習場か）
・トラック２００メートル取れない、どうやって走ろうか？
・裏庭　要注意
・生徒指導室の鍵が甘い

気づきは、課題である。

顕在化すると、「課題」と捉えられる。
つまり、気づいてしまったら、
どうにかしなければ、ということである。

課題を「問題」と捉えてしまうと、
一気に解決のハードルが上がってしまう。

課題、問題、言葉を変えれば中身が
変わる訳ではないが、こちらの捉え方は変わる。

 

つまりはこちらの考え方、行動が変わるということ
であるなら、言葉を言い換えることには、
大きな意味があると思っている。

私は、課題を「問題」とは捉えない。
課題は「伸びしろ」である。

 

課題が見つかれば、
「よし、これでまた強くなれる」
「これでますます頑張れる」
「乗り越えれば更に成長できる」と考える。

 

課題の解決の仕方は様々だ。
人のマネをする、人に良い方法を教えてもらう、
或いは何か物を買えば解決する、
という場合もあるだろう。

その課題解決のプロセスで、経験値がたまっていく。

経験値が上がれば、ゲームのようにレベルアップだ。
イチロー選手は、「ヒットを打った瞬間、
自分の頭の中でレベルが上がった音がするんです。
ドラクエ（※有名な冒険物ゲーム）みたいに」
と話しているが、まさにその感覚だ。

 

実際に、上記のメモの課題を克服した先に、
松虫中学校の落ち着いた学校生活の実現や、
陸上競技部での日本一１３回達成などの結果があった。

いったん、課題が顕在化したなら、
課題は伸びしろと捉える。

前向きに取り組む。
だから、課題解決力、ソリューションを
提案する力が高まっていくのだ。

これは私の経験からも分かることだが、
人は「知りたいことを知り、
見たいものを見て、聞きたい話を聞く」。

 

課題を問題と捉えていると、
課題はいつまでも「できれば見たくないもの」
「できれば避けて通りたいもの」のままである。

なぜなら、「問題」は、やっかいなもの、
という先入観があるからだ。

新しい環境で新年度を迎えた方も、
たくさんおられるだろう。

 

そこで違和感を覚えたことや、
変えたい、と思ったこと、
課題だと思ったことは、是非メモを取っていただきたい。

顕在化した課題は、伸びしろである。
問題を抱えた、ではなく、大いに伸びしろのある、
と言い換えてみよう。

そこから、課題解決の可能性が広がる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

（原田隆史）
（原田研究所公式メールマガジン
【課題は　“伸びしろ”】より）
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P.S.
課題を解決するために
どう動けばいいのかを知りたければ
これがオススメです。
http://www.nextleader.jp/harada_method/sp/index_nor.php