こんな”習慣の罠”にハマってない?

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From:ネクストリーダーチーム 近藤
目標をしっかり立てたのに、
なかなか成果がでない。

そんな時に原田先生が
よく目にするのが「習慣の罠」に
ハマっているという状態です。

いったい、どんなことなのか?

セミナーでもよくみかけるこの現象。

あなたは大丈夫ですか?

さっそく、読んでみてください。
————————————–

原田メソッドや未来作りのお話、
或いは人材育成の話をするときでも、
私は常に「ゴールセッティング」の
重要性を一番に伝える。

 

つまり「どんな未来がほしいのか」
ということを決めるからこそ、
具体的なアクションが
決まるということである。

闇雲に、なりふり構わず、
ともかく行き当たりばったりでも、
という気概は大切だが、
いつも闇雲に行動しているだけでは、
心身ともに消耗も激しく、
おそらく実りは少ない。

すでに言い古された言葉ではあるが
「行き先を決めるから乗る電車が決まる」
ということだ。

 

たまには当て所のない旅に
出るのも良いだろう。

しかし、ずっと当て所のない旅を
しているほど、人生は長くない。

さて目指したい場所が決まれば、
そこにたどり着くために
何をすれば良いのかを考えるのが、
所謂“目標設定”の約束事だ。

 

ここで、実に多くの人が
「習慣」の罠に落ちるのを、
私はこれまでに何度も見てきた。

習慣とは、現実の行動だけを指すのではない。
思考にも習慣があるのだ

つまり、まだ達成した事のない
新しい目標を目指すというのに、
これまでと同じように考えて、
その結果、同じような行動を思いつき、
そして取り組む、ということである。

私たちの研修やセミナーでも、
目的・目標設定をしたあと、
その達成のための具体的行動を考えてもらう。

期日を決めて取り組む行動もあれば、
達成のために毎日(毎週、定期的に)
取り組むルーティン行動も設定する。

多角的に目的・目標を考えた後は
視野が広がり、ルーティン行動は
どなたもスラスラと作られる。

皆さんがだいたい7〜10個ほどの
ルーティン行動を作ったところで、
私はいつもこう質問する。

 

「さて皆さん、今決めた
ルーティン行動のうち、
今までで、すでに取り組んでいる
行動にはNOW(今)の頭文字Nを
つけてください。

これまでに取り組んだことのない
新しい行動にはFUTURE(未来)の
頭文字Fをつけてください」

 

そうすると、多くの方が作った
ルーティン行動の大半に“N”をつける。

つまり、今すでに取り組んでいて
効果を感じられる行動を、
ルーティンとして設定して
おられるということだ。

そこで私はすかさず付け加える。

「まだ達成した事のない
目的・目標にチャレンジするのに、
今までやっていた行動の反復や継続で、
本当に新たな成果が出せるのですか?」

すると皆さんはハッとした顔つきになり、
頭を掻きながらルーティン行動の
再設定をされる、というわけだ。

 

私たちは、過去にうまくいったことに、
ともすると“囚われる”ことを
知っておいて損はない。

もちろん、再現可能で反復性のある
「こうすればうまくいく」を
自覚しておくことは重要だ。

「こうすればうまくいく」を
体験的に学び反復すると、
その感覚が強化されていく。

 

小さな子どもが、遊んだ後の
おもちゃを箱に片付けることができたら、
「片付けができたね、えらいね」と褒めてあげる。

すると、次回もきっちりと片付けようと
考えるようになるだろう。

うまくできたこと・成功体験は
繰り返すほどに強化され、
その人の根っことなる自信や
自己肯定感を育てていく。

 

だからといって、
「今回うまくいったから、次回もうまくいく」
とは限らないのが現実だ。

その事に気付き、つまりは目指したい
ゴールと現状を冷静に判断し、
変えるべきものと残すべきものを
判断する必要があるということだ。

取り組み慣れた行動には安心感がある。

 

こうすればうまくいく、
とわかっているのだから。

しかし、その行動は「今(そして過去)は
うまくいく」行動である事をよくよく
理解しておかねばならない。

あなたが未来に設定したゴールは、
あなたが今まで達成したことがない、
チャレンジングなゴールのはずなのだ。

ゴール設定をして目線が未来を
向いたはずなのに、いざ具体的な
行動を考えるときに、その視線を
「現状と過去」に戻してしまう人が
多いのである。

 

現実から行動を考えても、
まさに「現実的」な行動しか
思い浮かばない。

それが私の言うところの
“囚われている”という状態だ。

視線をもう一度未来に向け、
未来のゴール・理想に基準を置いて、
行動を考えてみる。

 

すると、新しい行動が思い浮かぶはずだ。
チャレンジせざるを得ない、
という大変エキサイティングな
状況が生まれるはずだ。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

(原田隆史)
(原田研究所公式メールマガジン
【チャレンジの必要性 ※2013年執筆】より)
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