問題がボヤけるポジティブワード

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From:ネクストリーダーチーム 近藤

問題発生。

その時あなたは、今日の記事に書いてある
言葉を無意識に使っていませんか?

一見、前向きな言葉なのですが、

もし、使っているとしたら
気をつけた方がいいかもしれません。

 

ついつい使いがちなこの言葉、
あなたが知らないうちに問題が
ドロ沼にハマるかもしれませんよ…。

では、どうぞ読んでみてください。
———————————————————

日々、仕事に向かっていると、
自分自身の信念や価値観が試されているな、
と感じる瞬間が多々ある。

 

これは仕事に限らず真剣に
丁寧に生きていればいる程、
「ところで、あなたはどう思っているの」と、
天から質問されているような
気がするのではないだろうか。

企業で管理職の方を対象とした
研修をするときには、理念づくりの
ワークショップをすることが多い。

 

仕事に対する思いを明確にする
「仕事理念」だけでなく、
部下育成に対しての自分自身の
行動の基軸となる「教育理念」を
作っていただくことも多い。

そして経営者の方はもちろん、
「経営理念」を持ち、毎日の
会社経営に携わっておられるはずだ。

 

私にも、仕事理念、経営理念、
生き方理念がある。

さらには、研修や講演などでお見せしている
「ビジョンマップ」には、私の今後数年間の
願いや思いを文字と絵にして表現している。

 

私は作った理念やビジョンは目につくとろに
置いたり、手帳に入れている。

意識して見るのでもなく、かといって
見落とす訳でもない。

しかし、目につくところ。
そうやって自分の思いを気張らず
確認するようにしている。

若い頃は、「一度決めたらどこまでも」
これこそが自分の理念を最も的確に
表している言葉であった。
猪突猛進。
猛攻確実。(これは私の造語である)

 

しかし、経験を積んだ今思うことは、
「ぶれても戻ってくればいい」
ということである。

自分の価値観や信じていたことが、
揺さぶられるようなことも、
人生では起こるものだ。

100%避けられるものでもない。
良いことも悪いことも起きるのが、
人生だからである。

 

自分にとって良くないことや、
自分の信念を試されるようなことが
起きたとき、私は一呼吸おいて、
自分の理念に立ち戻るようにしている。

この時こそ、自分の理念を凝視する。
冷静な気持ちで、じっと読んでみる。

そうすると、自然に無理せず、
答えが自ずと沸き出してくる。

 

この場合の答えは、大概は
「やっぱりそうか」という類いの物だ。

つまり答えは薄々分かっていたのだが、
理念を見つめることでその確認作業を
おこなったのである。

しかし、問題は、答えがわかっているかどうかではない。

 

その答えを「実行する」、その決心がついて
本当に実行できるかどうかこそが、
実は運命の分かれ道なのである。

言葉は不思議な物で、
口にするだけで元気が出るし、
目にすれば勇気が湧くし、

誰かに励ましの言葉をもらったら
前向きな気持ちになれたりもする。

しかし言葉には落とし穴もある。

 

口にしただけ、目にしただけ、
聞いただけで「解決した」かのような
気持ちにもなってしまうのだ

問題が目の前にある。
「大丈夫、なんとかなる」と口にすれば、
何となくホッとして元気が出る。

しかし問題自体は何も解決していない。
この、当たり前のことが、言葉に
頼りっきりになってしまうと、
わからなくなってしまうのだ

それは、文字で表現した理念に
ついても全く同じである。

 

言葉でまとめて、体裁を整え、
完成しても、理念に命が
吹き込まれた訳ではないのだ。

言葉が真実になるのは、
その内容が実行された時のみである。

だから私は、言葉よりも行動を見る。

この人は、言う人かそれとも、やる人か。
言うだけの人か。
言わずともやる人か。
行動する人の言葉には、真実がある。

 

―名誉を愛する者は自分の幸福は
他人の行為の中にあると思い、

享楽を愛する者は自分の感情の中に
あると思うが、もののわかった人間は
自分の行動の中にあると思うのである。

(自省録 マルクス・アウレーリウス)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(原田隆史)
(原田研究所公式メールマガジン
【言葉の先の行動】より)
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