いまさら聞けない！部下への接し方

 

From：ネクストリーダーチーム　近藤

 

「部下にどうやって接したらいいのか」
上司やリーダーにとっては大切な
ことですよね？

実際、
「リーダーの部下への接し方と職場環境」

この２つは密接に関わっています。

もしあなたが、会社で責任のある立場なら
（特に中小企業であれば）
今日お伝えする考え方を知っておくことをオススメします。

原田先生が約13年にわたって研究した
内容をどうぞ御覧ください。

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「良い職場」について私は１３年前から研究をしてきた。

私の研究とは、データ分析や論文研究というよりは、
現場取材、つまりは研修や講演などで
関わりを持たせていただいた企業の方々に、

ことあるごとにインタビューをさせていただき、
その経験をもとに研修を重ね、
職場のマネジメント教育を構築したのである。

 

その結果、私が得た結論は、
「良い職場」と言われるところで働くリーダーには、
特長があるということである。

良い職場の良いリーダーは、
「部下に対して優れた声かけをしている」のだ。

ここでいう「優れた」とは、
「部下がやる気を出し、元気を出し、
仕事にやり甲斐を感じ成果を上げるための、
効果的な」という意味である。

 

良い職場の良いリーダーは、
部下が仕事で成果をあげられるような
効果的で価値のある声かけができる、
ということなのである。

（同時に、部下の「声を聴く」ということにも、
良いリーダーは優れているということも、
付け足しておこう）

では「効果的な声かけ」の、
具体的な方法とは？

 

一つには、一人ひとりの状態と
職場全体の状態を冷静に観察・分析し、
把握しておくことが大変重要である。

そして、その観察結果を、
例えば「職場マネジメントノート」などに
丁寧に記録しておくのである。

Aさん：やる気が高いが、女子との人間関係に課題がある可能性あり

Bさん：コミュニケーションは苦手そうだが、仕事はとても丁寧

Cさん：ムードメーカー、愛すべき存在と認められているが、仕事ではポカミスがあるのはなぜだろう？

 

そして、この観察記録をもとに、
「ではこの人が、自分の長所を生かし
仕事で成果を上げるためには
どうしたら良いだろう？」と考え、
意図的な言葉がけをするのである。

 

特に、従業員一人ひとりの顔が
見えやすい規模の中小企業や、

支店、部署などの職場サイズにおいては、リーダーが
「全員が、違う状態、違う願い、違う環境、
違う背景を持っている、つまり違う人間だ」
ということを、肝に銘じておく必要がある。

（それは、一人ひとりの存在を尊重し、
それぞれの尊厳を見いだすことに必ず繋がる）

一人ひとりの違いを、心の底から理解し
認めているリーダーならば、例えば、
「おはよう」の挨拶一つにも、
その人の中に違いを作ることができるのである。

「おはよう」の挨拶一つにも、
成長への願いやメッセージを
込めることができるのである。

 

中学校教師をしていたときに、
常に考えていたことは
「生徒との関わりは全てが教育活動である」
ということであった。

つまり、授業や部活動などの、
いわゆる「教育しています」的場面だけで、
教育者らしいことを言うのではなく、

生徒と関わる全ての場面、
昼食や休み時間などの全ての場面を貫く、
その教師の教育者としての
理念や哲学が必要だ、

ということなのである。

 

 

職場のリーダーにも同じことが言える。

週末に職場でビアガーデンへ繰り出そう、
という場面もあるだろう。
仕事の場面とは異なる、
冗談も飛び出すような楽しい時間を過ごす。

しかしその時にも、
リーダーはリーダーとして
振る舞うことが重要なのである。

せっかくのリラックスできる時間に
説教したり、小言を伝えたり、ではない。

リーダーとして、どう効果的に
この時間を過ごしてもらおうか、
と考えるのだ。

 

みんな本当にお疲れさま、
楽しんでほしい、と思うなら、
その思いが伝わるような
効果的な振る舞いが、
リーダーには求められる、
ということなのである。

「おはよう」の一言が、
あなたの大切な従業員・部下・同僚に
与えることのできる“違い”、
について一度、お考えいただきたい。

 

その職場をつくり出しているのは
リーダー自身であり、そして、
職場を変えられるのもまた、
リーダー自身なのである。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

（原田隆史）
（原田研究所公式メールマガジン
【声掛けで作る『違い』】より）
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ｐｓ
リーダーとしての振る舞い方を
よりくわしく考えたいと思うのであれば、
まずはこのメソッドを試してみてください。
http://www.nextleader.jp/harada_method/sp/index_nor.php