目標設定で忘れてはいけないこと

 

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From:ネクストリーダーチーム 近藤

先日、プロ野球で優勝した
日本ハムの選手も
実践した原田メソッド。

中でも重要なものの1つが
「長期目的・目標達成用紙」です。

どんな経緯でできたのか。
そして、どのように使うことで
効果を発揮するのか。

そのポイントを
今日はお伝えしています。
ぜひ、あなたの目標設定に
活かしてみてください。

それでは、どうぞ。

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20年間の学校教育での実践から
私が開発した「原田式長期目的・目標設定用紙」は、
何度かのバージョン変更を経て、今の形式に至っている。

現在、セミナーや研修で皆さんにご提示しているもので、
6代目ぐらいのフォーマットである。

初代の設定用紙から一貫して変わっていないことは
「1枚の用紙におさめる」ことである。

1枚の用紙を見れば、
書いた人が何を目指しているのか、
何を大切に思い価値を感じているのか、
どんな未来を望んでいるのかがわかる。

ここで重要なのは書いた人だけが
わかっているのではなく、
「見た人もわかる」ということで、
書いた人のバックグラウンドを知らなくても、
用紙を見れば想像がつく。

 

原田式長期目的・目標設定用紙は、
その名の通り、定量的な目標を
共有するだけではなく、

「目的=何のために」までもを、
書いた人と読んだ人とが共有できる、
というところが、他の目標設定ツールとは
一線を画していると自負している。

 

さて、目標設定をして達成するために
必要なものといえば、勿論、行動計画だ。

いつまでに何をする、というスモールステップ作りの
期日行動と、毎日何をする、という習慣作りの
ルーティン行動。

この行動を計画するときに、多くの人が
無意識のうちにやってしまうのが
「順調なステップ」を作ることである。

順調なステップとは、
「うまくいくことを前提として作るステップ」
のことである。

 

1の次は2、2の次は3、3の次は4、というように、
目標達成まで順番に、決めた通りのステップを
踏むことができる、という前提のもとに、
行動計画を作る。

それは、あたり前じゃないか、
それ以外にどんな考え方があるのだ、
とおっしゃる方もおられるだろう。

目標を設定したら、達成できるように行動する。

これは当たり前だ。
だから、決めた通りに1・2・3と
ステップを踏もうとする。

 

1・2・3とステップを踏めるように努力する。

勿論そうであるが、
ここで私の言う意味は、
1・2・3と行こうとした時に、
1・2・・・・・3 となってしまわないだろうか。
或いは、1・2・1・2・3と、

何度か同じステップを踏む可能性はないだろうか、
ということなのである。
つまり、順調に、順番に、決めた通りに行くに
越したことはない。

 

しかし同時に、足踏み、後退、
スランプの可能性についても
考えておいたほうが良いのではないだろうか、
ということである。

これは何も、「過去にもスランプになったから、
きっと今回もそうなる」という、
過去の経験をもとに未来を判断している、
ということではない。

一般的に、人というものは、人間は、
という広い視野に立って考えてみているのである。

人は、失敗することがある。
人生には、うまくいかない時期がある。

今までと同じやり方が、
通じなくなる時期がくる。

 

こういった一般論を、自分にも謙虚に
当てはめてみて、その上で行動計画を
立てておく必要がある、
ということなのである。

こういった考え方ができるようになれば、
「代案」を考える癖をつけることができる。

よく映画や海外のドラマに出てくる
「プランA、プランB」である。

目標を設定したら、
まずは「こうなれば最高だ」
という行動計画を作る。

 

そのあと、もっと高く広い視野で
目標達成までの道のりを吟味する。

まるで他人を見るかのように、
自分を見つめてみる。

スランプにならないか?
ここで足踏みするんじゃないか?
こんなに順調に進むのか?
もしうまくいかなかったら、
代案の準備はできているのか?

そういったマイナスの要素とも、
真正面から向き合った結果の
行動計画であれば、

その計画は骨太のたくましい
計画であると言える。

 

マイナス面を考慮に入れずに、
理想だけで作った行動計画は、
見た目は整い格好良いかもしれないが、
ひ弱なプランであると言わざるを得ない。

行動計画を骨太でたくましいものとするために、
原田式長期目的・目標設定用紙には
「予想される問題点」を事前に考え、
書き出す欄を作ってある。

もちろん、その問題点にどう対処するかを
事前に考えておくための「解決策」を
記入する欄もある。

 

つまり、課題や問題には、
自分から先に挨拶を済ませておくのである。

「どうもどうも、この先にお会いすることになるかと
思うのですが、原田隆史と申します。

もし未来にお会いできましたら、
その時には◯◯という対応を取らせてもらいますので、
ひとつよろしくお願いいたします。
ではまたいつか、お会いできる日まで」という感じだ。

だから、私に言わせると、
目標設定に不可欠な要素とはズバリ、
「うまくいかない可能性を
考慮に入れる」ことなのである。

皆さんの目標設定はどうであろうか。
ぜひ参考にしていただきたい。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

(原田隆史)
(原田研究所公式メールマガジン
【目標設定に不可欠な要素】より)
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ps
原田先生が開発したメソッドを
詳しく学ぶにはこれがオススメです。
↓ ↓ ↓
http://www.nextleader.jp/harada_method/sp/index_nor.php

 

 

 

 

 

 

 

 

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