思考が現実になる人、ならない人の違い

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From:ネクストリーダーチーム 近藤

 

知行合一(ちこうごういつ)

という言葉をご存知ですか。

 

これは

知っていて行わないのは
知らないことと同じ

という意味です。

 

つまり行動を起こさないと

どれだけ知識があっても

たくさん深く考えていても

 

結局は何もしていない人と

大差がない、、、ということです。

 

でも、行動が大切とわかっていても

なかなか行動ができない、、、

 

そのように思っている方は

ぜひ今日の原田さんの話をご覧ください。

 

原田さんが実践している

思考を行動に変える秘訣です。

 

———————————

私は考え事をしている時間が多い。

 

考え事というよりは、構想とか企画とかアイデアとかいう

言い方があっているかもしれない。

 

目が覚めている時間はずっと考え事を

している、という自覚がある。

 

しかし、そういう自覚のある自分を

もう少し冷静に見つめ直してみると、

 

「考え事」にも広さ・深さ・狭さ・浅さなどの

種類があり、所謂「深く」考えている時間は

意外と少ないのではないか、と気づかされる

 

以前は、「考えていることが行動となって

表に現れる」と思っていた。

 

しかし、人間はそこまで都合よくは

できていない、と最近つくづく思う。

 

考えていても行動できないことの、

なんと多いことか。

確かに、行動できるのは考えているからである。

考えていないことは、行動できない。

これは事実であろう。

 

 

しかし、考えているからといって、

何もかも全て行動できるかといえば、

そんなに簡単ではない。

 

単純な例で言えば、いくらピアノの弾き方に

ついてイメージを膨らませて考えても、

ピアノが弾けるかと言えばそうではない、

ということと同じである。

 

考えてもできない。

つまり、考えていることが全て行動に

現れるとは、限らないのである

 

 

そのことを念頭において「考える」という

行為の質について想いを巡らせてみたい。

 

知行合一、は陽明学の言葉である。

 

知っていて行わないのは

知らないことと同じ

 

つまり行動を伴わない知識は、不完全である

という意味である。私の大好きな言葉であり、

また常に側に置いておきたい私の

座右の銘でもある。

 

試しに、今あなたの頭の中にある

「考え事」「考えるべきこと」

「気がつけば考えていること」を

 

ノートに箇条書きで書き出して

みていただきたい。

 

・子供の受験が心配だ

・家のローンをどうするか

・来月は実家に行かねばならない

・昇進試験の勉強がはかどらないな

・来年度は転勤だろうか

・もう少し痩せたいな

・いつ彼女にプロポーズしようか

 

など、仕事からプライベートまで、

心配事や悩みも含め、様々な考えが

常に自分の頭の中で渦巻いている

ことに気づくと思う。

 

ではその次に、その「考え事」のうち、

「行動をともなって何かのアプローチを

していること」を選んでみていただきたい。

 

また、その具体的な行動について

書いてみていただきたい。

 

・子供の受験が心配だ・・・毎晩はげましている

・家のローンをどうするか・・まだ何もしていない

・来月は実家に行かねばならない・・・考えているだけ

・昇進試験の勉強がはかどらないな・・・なんとかせねば

・来年度は転勤だろうか・・・そうなったら困るな

 

などである。

 

つまり、考えていることや

悩んでいることに

ついて、何か具体的な行動を

本当にできているか

どうか、ということである。

 

考えているだけでは何も変わらない。

考えていないよりはずっと良い、

というだけである。

 

考えが自然に行動に変化するのではなく、

そこにはやはり、強い意志やモチベーションの

かかるドライブ要素が必要なのである。

 

そしてそういった意志やドライブは、

ほとんどの場合は自分で作るしかない。

 

思考と行動を結ぶ橋を、自分で意識して

架けるのである。

 

さて冒頭の話に戻す。

 

だから私は「ずっと考えている」の

「ずっと」をなるべく短い時間で

終わらせるようにしている。

 

 

考えるのだが、すぐに行動にうつす

 

 

 

「はじめの第一歩」の行動を

できる限り早くに打つのである。

 

そのためには、「考え事」の仕方を

工夫する必要がある。

 

「どうしようかな」と考えたり、

漠然と考えたりするのではなく、

「では、どうすればいいか」と

 

ステップ・手順・近づき方・プロセス・

工程を考える、という癖をつけるのだ。

 

 

私はどなたかとビジネスのお話を

するときにも、「期日を決める」

「締め切りを設ける」「具体的な日時と

場所を口に出す・文字にする」ことを

常に意識している。

 

日付や締め切りは、私のドライブと

なりうるからである。

 

考えたことを具現化するために、

間を繋ぐのは行動である。

 

考えたことが行動になるのではない。

考えたことを行動するから、

考えは現実のものとなるのである。

 

最後にもうひとつ。

何かについてとことん考える・

ずっと考える・常に頭の片隅にある、

ということの利点は「アンテナに

ひっかかる」ことである。

 

 

有名なエピソードとして、

赤い車がほしいな、と考え始めた途端、

街を走っている赤い車がやけに

目につくようになる、というものがある。

 

ずっと考えていると、「気づく」ことが

できるようになるのだ。

見逃していたものが視界に

入ってくるようになる。

 

 

考えは、世界の見え方を変え、

行動を生み、行動を変える

 

 

だから、考えたことだけが

現実となり得るのである。

今日はここまで。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

原田隆史

(原田研究所公式メールマガジン「チャレンジの必要性」より)

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